2021年4月26日月曜日

令和3年度 銃砲一斉検査(銃検)

銃砲所持者は、毎年春に、所持しているすべての銃器を持参し、一斉検査を受けなければならない。 私の所轄警察署では、昨年度の銃検は新型コロナの影響により、延期となり実施されなかった。後半になって個別対応ということになったのだが、それも結局なしになった。

令和3年度の銃検は予定通り、所轄警察署を会場として実施された。2年ぶりの銃検だ。案内は郵送にて実施日の1カ月ほど前に届いていた。案内によると、私の所轄署では新型コロナ対策のため日を分けていると書いてあったが、検査日当日に会場で聞いてみると、設定は例年通りで、予備日を一日設けているのも例年と同じで、それ以外は特に分割開催しているわけでもなかったようだ。直前に緊急事態宣言が出たので、今回もドタキャンされるのではないかと当日朝まで心配していた。

さて、当日はいつものように電動車いすで出かける。銃器はフットレストに立てて両脚の間に挟むようにして抱える。入場時には検温と手指の消毒があった。会場に入って名前を告げると、まずは銃器の計測台へ案内される。例年は1カ所なのだが、今回は3カ所に分かれていた。警察官ではない、協会関係者らしき人が二人がかりで、製造番号、銃身長、全長の3点をチェックする。

次は警察官との面談だ。本日の開始時間は午前9時からだったが、ほぼあさイチの09:20ごろに入った。午後から雨という予報もあって早めに済まそうという人が多かったのか、いつもよりは少し混んでいて、面接の前に少し並んで列の3人目になった。面接の担当官のほうは3名体制だったおかげもあり、ほとんど待つことなく自分の番になった。

面接では事前に要求されていた書類一式を提出して、それについての確認のようなやり取りがある。今回は特に深い話は無く、比較的あっさり終わった。実のところ、過去1年の使用実績がゼロだったのが少し気になっていたが、「コロナの影響ですよね」と念押しされただけで済んだ。担当官も書類に「コロナの影響で」と記入していた。

他に聞かれたことは、銃器のチェック(計測)で相違点などは指摘されなかったか(→なし)、銃は分解して保管しているか(→エアシリンダを外している)、銃の点検は週一か(→週一ないし10日に一回ぐらい)、射撃場のスコアカードやレシートはあるか(→自宅に電子標的をプリントアウトしたものはある。レシート保管)ぐらいだった。いつもはもう少し雑談のような会話もあるのだが、今年は無駄話は無く、最後に私のほうから今回の日程について聞いてみただけだった。

面接が終わると、安全協会のテーブルで会費2,000円支払って、会報をもらう。今年の会報には講習会の日程が載っていなかった。今年度のスケジュールがすべて分かれば、サイトにも掲載しようと思っていただけに残念だ。

今回の所要時間15分ほどで、会場では顔見知りにも出会わなかった。

ところで、入室前に「先日、埼玉のほうでライフル銃の誤射があったので、計測のときに弾が入っていないかよく確認してください」と言われた。ネットで調べると、04/21、春日部署で、60代男性が、所持する自動式ライフル銃の計測が終わり、片付けようとして引き金に触れたときに銃弾が発射されたとのこと。弾の装填の有無を確認していなかったらしい。弾は壁に当たってケガ人はいなかった。

銃検での計測は必ずしも警察官がやるわけでもなく、任命を受けた協会関係者などが担当していることもあるが、銃弾の装填確認は所持者がしなければならないので、人任せにしてはならない。命にかかわるので、うっかりでは済まされない。銃器に触れるときは常に慎重に。