2020年12月27日日曜日

新型コロナ禍での猟銃等講習会(経験者講習)受講

 令和2(2020)年度の猟銃等講習会(経験者講習会)に行ってきた。新型コロナが蔓延している中での受講だった。当日は部屋に入場するときに検温され、手の消毒があった。ふつうなら40名以上入りそうな部屋だが、大きなテーブルに1名ずつ着席し、出席者は計16名で、さらに2席の余裕があった。12月なのに、窓が一部開放され、ときどき入ってくる風がカーテンを揺らしていた。

講義は銃砲の取り扱い=1時間、法令関係=1時間ほどで、DVDの視聴もなく、前回に比べ比較的簡略化されたような印象だった。銃砲の取り扱いは地元協会の会長氏が、法令関係は警察官がマイクを握ったが、警察官のほうは物陰に隠れるようにして話していたので、ぼそぼそしゃべる声だけを聴くという、ちょっと間抜けな感じだった。

終了時に「経験者講習会効果測定」と題する確認テストが実施された。私にとって2回目の経験者講習だったが、これは初めてだ。一瞬緊張したが、合否判定などに使用するのでは無く、出席者自らの理解度確認のためということだった。A4用紙一枚に10問の〇×式のもので、記名して提出した。解答に5分ほど時間が与えられ、その場で答え合わせがなされた。内容は常識的なものばかりだったが、「3か月」や「800個」のような数字の誤りをチェックする問題もあった。

ちなみに今回は、教本は当日会場で配布された。

この経験者講習の受講終了証がないと3年に一回の所持許可更新が受けられない。私の次回の更新はまだ1年以上先だが、とりあえずは一安心である。

あ、そうそう、ついでに実施するといわれた銃砲検査は結局ナシとなった。講習会前日に担当警察官から電話があり、無理にする必要はないということになったので、持って来ないでくださいとのこと。余計な手間が省けたが、書類はすべて作成してしまっていたので、それが無駄になった。講習会当日に担当警察官に聞いてみたら、今年度はもう無理でしょうということだった。


2020年12月19日土曜日

八重洲HF/50MHz無線機 FTDX10新発売 

 私の1アマ取得を祝してだろうか(笑)。八重洲無線からHF/50MHz帯のトランシーバーが新発売されるという。比較的コンパクトだし、お値段もまぁまぁ。何といってもSDR搭載である。ラインナップの最高は100W機なのだが、これで200W機があれば文句なしに即決だったのだが。

ところで無線の勉強のほうだが、電気回路の入門書はひと通り読了し、現在は同じシリーズの電子回路の入門書を通読している。さすがにほとんど理解している内容ばかりだが、いくつか発見もあり、さらに理解が進む。

ネット上に1アマ国試過去問を掲載して研究しているサイトがあるのだが、先般私が受験した令和2年度9月期の問題は「新問題が多くて解答作成に時間が掛かった」とのこと。よく合格できたなと改めて思う。まさに力技いっぽんの印象だが、最後まで諦めずに問題にとりかかってよかったと思う。

あのあと、12月期にも1アマ国試が行われたが、これも無線工学に新問と思われるものがいくつかあった。私としては自分が受けた9月期のほうが難しく感じたが、今後、1アマの試験は新しい方向へ向かっていくのかもしれない。対策としては、過去問に加えて、基本的な理解を深めておくほかない。


2020年10月29日木曜日

第一級アマチュア無線技士の従事者免許証 本日受領

 令和2年9月期に受験して合格した1アマの無線従事者免許証が、本日届いた。

合格通知を受け取った10/14の夜に交付申請書類をポストに投函したのだが、それからほぼ2週間で受領できた。

これで当初予定の無線機器の入れ替えができるのだが、後継機種がまだ決まらない。アンテナの選定も迷っている。アクティブなオペレーターではないのだが、できれば可能な限りのバンドに出てみたいと欲張っている。

ところで、次の資格試験だが、2陸技の工学基礎でちょっと足踏み中だ。この先に進むには基礎を固め直したほうが良いだろうと思い始め、電気回路の入門書を読み飛ばしている。まずは1陸特から攻めようとも考え中である。ただの暗記だけでは心もとないので。

2020年10月14日水曜日

第一級アマチュア無線技士国家試験(R2/09期)合格!!

 9月27日に受験した1アマの試験結果が、本日送られてきた。自己採点でクリアしていたとはいえ、正式な通知を見るまでは安心できなかった。

これでようやく所期の目的を達成できた。昨年動き始めてから、1年が経ってしまった。予定では6か月で果たすつもりだったが、COVID-19のせいで半年遅れになった。いやまぁ、そのおかげで理解を深めることもでき、今回のややこしい問題にも対処できたのであろうか。

上級資格は私がアマチュア無線を始めた十代からの憧れで、5年に一回ぐらいの割合で、「取ってやろう」熱が高まるのだったが、なかなか簡単には始められない難関だった。最近では12年ぐらい前に買いそろえた受験参考書が本棚に眠っている。もちろん、この度の受験に際しては最新のものを購入したのだが、それでも発行年は2年ほど前だ。それら参考書や問題集をくまなくやっていても、今回の問題は少し苦戦した。ほかに受けてきたアマやプロの資格では、本番を比較的ラクなペースで乗り越えてきたが、1アマは勝手がずいぶん違った。最後まで諦めないで問題にとりかかって本当に良かった。


実は、次に第二級陸上無線技術士(2陸技)の試験に興味を持って、問題集を読んでいるところだ。まずは試験範囲や内容を把握するために、さっと流している。現在は電波法規をほぼ一通り眺め終えたところだ。あと数週間で無線工学系を概観してみて、行けそうならば来年1月の試験に挑戦するかもしれない。

<取得済みの資格>
・第二級陸上特殊無線技士(2陸特)
・第二級海上特殊無線技士(2海特)
・第一級海上特殊無線技士(1海特)
・航空特殊無線技士(航空特)=航空無線通信士の下位
・航空無線通信士(航空通)
・第三級アマチュア無線技士(3アマ)
・第二級アマチュア無線技士(2アマ)
・第一級アマチュア無線技士(1アマ)

去年の今頃は、1年後にまさかこれだけの資格を取得していようとは、夢にも思わなかっただろう。人生は分からないものである。

1アマの無線従事者免許申請書は早速作成し、今夜中に郵便ポストに投函しておいた。明朝一番の便に乗るだろう。

2020年10月12日月曜日

経験者講習会の受講申し込みと本年度の銃砲一斉検査について

 警察本部サイトの講習スケジュールがリニューアルされ、12月に所轄署で猟銃等経験者講習会があるというので、さっそく受講申し込みに行ってきた。現在のところ、COVID-19の影響で、定員は20名程度だそうで、サイトで発表されてもすぐに締め切られてしまう傾向にある。

所轄署での開催がないかどうか、ときどきサイトを覗いていたが、10月07日に気付き、すぐに電話で申し込みの来署を予約した。サイト上の更新日は10/05となっていた。いま確認すると、10/08の更新で12月の初心者講習はすでに締め切られている。初心者講習は毎月1カ所1回程度しか開催されていないから、結構狭き門になってしまっっている。

さて、銃砲担当者はすでに別の警察官に代わっていて、「はじめまして」となった。銃砲関係はまだ「新米」とのことで、こちらがリードするような感じだった。

受講申し込みが完了した時点で、本年度の「銃砲一斉検査」についての話題となった。本来ならば毎年4月ごろに一斉に行われる検査だが、今年はCOVID-19の影響で「延期」とされている。もう事実上中止かと思っていたのだが、「経験者講習のときに銃砲検査させてくださいませんか」とのこと。できるところ、できる人から少しでもやっているという。

しかし、特に強制というわけでもなさそうだ。大丈夫ですか?と言われたので、私の場合は、検査のとき、電動車椅子で来るので、特に大雨とかでなければ大丈夫なんですがと言うと、できたらでいいですよ、当日朝に持って来れませんということでも大丈夫ですという、なんだか緩い感じだった。私も拒否する特別な理由もないので、そういうことで了承した。

当日は、講習の後で検査するという。そのために書類一式を準備しておかなければならない。今年はいろいろあったのでまだ射撃練習に行けていない旨を話し、書類の実績欄の期間はどうすればよいか問うと、よくわからない様子だった。結局、期間を示して、その間の実績を記載すればよいという感じになった。私の場合、昨年実績はそれなりにあるが、今年はまだないので、昨年春からの実績ということで記入しておこうと思っている。あとは当日の天気が良いことを祈るのみである。

2020年10月4日日曜日

アマチュア無線機の変更について

 アマチュア無線局免許状の期限は5年だ。私が現在取得している免許状は平成30(2018)年に免許されているもので、通常なら平成35年=令和5(2023)年まで有効だが、登録している無線機の2台とも旧スプリアス規格の対象機種となるので、このままだと無線局が運用できるのは1年短くなり、令和4(2022)年までとなってしまう。

免許状の備考欄いわく、「無線設備規則の一部を改正する省令(平成17年総務省令第119号)による改正後の無線設備規則第7条の基準(新スプリアス基準)に合致することの確認がとれていない無線設備の使用は、平成34年11月30日までに限る。」

私の場合、新スプリアス基準をきっかけに無線機の入れ替えを行うこと、そして、どうせならパワーアップした無線機を導入するために上級資格を取ることを目指してきたわけだ。市販の無線機は単体で最高出力200Wまでなので、第二級アマチュア無線技士(2アマ)の免許があればOKだったのだが、勢いで1アマまでやってきた。合格発表はまだなのだが、今のうちに申請の準備をしておこうと調べ直しているところだ。


さて、現在のコールサインを取得したときの開局申請書コピーを取り出してみた。当時は、別途購入したJARLの開局申請用紙を使って、紙ベースで申請したようだ。登録している無線機は2台で、HF~50MHz機がTS-690V(B101S)、VU機がTS-790G(T121)だ。久しぶりに再開局したとき、その昔、初めて開局したときに使っていたメイン機と同じメーカーの無線機を選んだ。

上の画像は「高山無線」サイトより引用させていただいた。当時のカタログ表紙である。TS-790には4グレードあり、Gは10Wモデルに1200MHz送信機能を標準搭載したものだった。

脱線したが、このたび上級ライセンスを取得したことにより、200W機に変更しようと思っている。今まで10Wだったので、とても大きなパワーアップだ。現在は移動する局として免許を受けているが、正直な話、移動して運用したことは無い。200Wになると、50Wを超えるので移動しない局として申請することになるが、移動できないとなると寂しくもあるので、固定局とは別に移動局も申請したいなと考えてしまう。無線局免許状は2枚になり、そのぶん電波利用料も倍支払うことになるが、年間300円なので大した金額ではない。

問題は無線機本体とアンテナのほうだ。200Wでオールバンド・オールモードとなると、かなりの出費となる。現在のところ、いま登録している無線機の構成と同じパターンで、HF~50MHz機とVU機の2台体制を考えている。それらを固定局で申請し、できれば別途ハンディまたはポータブル機も揃えて、移動局として申請しようとも思っている。

現在は、3.5~1200MHzの免許だが、昔のように1200MHzまで標準で搭載している機種がほとんど見当たらない。1200MHzは別途ハンディタイプの無線機で揃えるか?

後継機種については、昨秋3アマを取得したころから、メーカーサイトやYoutubeなどで情報収集し、単月買いした雑誌CQ誌の記事や付録なども参考にして選んでいる最中である。また、アンテナも注意して選ばなければならない。200Wともなると電波障害対策も必要になるだろう。

さらに頭を悩ませているのは申請の方法だ。現在は、ネットでオンライン申請ができるようになったので、かなり便利ではあるが、私のようなパターンはどうすればよいか、まだ確証がつかめていない。手元の前申請書控えを見ると、工事設計書は、第1送信機にHF~50MHz機を、第2送信機にUV機(144/430/1200MHz)を記入している。2台とも交換するので、おそらくは第1及び第2それぞれを取替として新しいものを記載すればよいと思うのだが。

現在の後継候補:

・八重洲無線 FTDX101MP(002-190001)・・・技適番号は2019=R01/05/24に取得済みだったが、今年4月の法改正による1.9MHz帯の変更については、同一番号で適合証明取得が完了しているとのこと。HF~50MHz、200W。Y598,000.

・八重洲無線 FT-991A(002-160007)・・・技適番号は2016=H28/09/01付。HF~430MHz、100W(144/430MHzは50W)、1.9MHz新技適取得完了。Y179,800.

・ICOM IC-7700(002KN593)・・・技適番号は2011/03/22付。HF~50MHz、200W、1.9MHz新技適取得完了。Y698,000.

・ICOM IC-7610(002-170003)・・・技適番号は2017/07月付。HF~50MHz、100W、1.9MHz新技適取得完了。Y368,000.

・ICOM IC-9700(002-180005)・・・技適番号は2018/11/20付。144/430/1200MHz、50W。Y188,000.


2020年9月30日水曜日

第一級アマチュア無線技士国家試験受験(R2年9月期)その6

 9/27に受験した1アマの国家試験の「法規」科目についても少し触れておこうと思う。

新問題てんこ盛りに思えた無線工学に比べて、法規のほうはほぼ例年並みだったように思う。法規は、A問題24問(配点各5点)とB問題6問(配点各5点、ただし小問各1点)で、無線工学と同じく合計150点、合格ラインは105点である。

私は無事に満点で切り抜けることができた。

最初のA-1は「免許を要しない無線局」に関する問題で、いきなり数字を解答させられるので一瞬ひるんでしまうが、これは問題集に掲載されているものと同じだった。以後、いずれの問題もおおむね見覚えのあるものばかりで、安心して進めることができた。試験勉強でときどき間違えた、「適合する」「適合しない」のどちらを聞かれているのかも注意しながら解いていった。

モールス符号が問われる問題はA問題に3問、B問題に1問あり、そのうちのひとつ、A-15は見たときニヤッとしてしまった。「そちらの伝送は、かなりの混信を受けています」を示すQ符号を表したモールス符号を答えるものだ。選択肢は4つだが、混信と聞いて「QRM」をすぐに思い浮かべるものの、それでも選択肢には「QRM3」と「QRM5」が残る。実は「かなりの」というのが曲者で、我々の感覚からいうと、「かなり」が付いていると強い印象があるが、Q符号では「かなり強い」「強い」「非常に強い」の順で強度が増す表現なのだということを、勉強中に知って驚いたのだ。

なので、QRMは、1:混信を受けていません、2:少し混信を受けています、3:かなりの混信を受けています、4:強い混信を受けています、5:非常に強い混信を受けています、となる。

これはまだマシなほうで、QRK(明瞭度)なんて、1:悪いです、2:かなり悪いです、3:かなり良いです、4:良いです、5:非常に良いです、となっていて、私の感覚からすれば、かなり良いと言われれば、良いよりもっと良いような気がしてしまうのだ。

話を戻すと、A-15は「かなりの混信」だから、QRM3を選ばなければならず、私は見事にクリアした(笑)。

A-21とA-22の無線通信規則に関する問題は一瞬悩むところはあったものの、消去法で選んでいるうちに解答にたどり着くことができた。特にA-22は、過去に受けた別の試験に出ていたように記憶する。問題になりやすそうなので、「送信機の位置」「受信機の位置」は徹底して覚えこんでいた。

A-23を見たときは、待ってましたと叫びそうになった。アマチュア業務に分配されている周波数を答えるものだが、一覧表からすべての周波数範囲を語呂合わせで覚えていたのが役に立った。プロ資格では問われない範囲なので、以後の試験勉強には関係がなくなるが。

B問題もおおむね穏当な出題だったと思う。B-1の間違い探しで「300万ギガヘルツ」というのが唐突で、うっかり見逃しそうになったが、過去問で引っ掛かったことがあるのが助けとなった。用語の定義というのは覚えていないと歯が立たないので、しっかり正確にやっておかなければならない。

B-5は従事者免許証に関する問題で、「1箇月以内に」というのを読み流してしまいそうになったが、無線局免許状ではなく、従事者免許証のことだと気づいて事なきを得た。同じく、従事者が死亡または失そうの宣告を受けたときの返納について、「遅滞なく」だったか「速やかに」だったか一瞬悩んだ。死亡したときに急ぐこともなかろうと思い出して、「遅滞なく」として正解だった。

さて、これで無事に1アマ資格が取れれば、ようやく当初の目的が果たせる。つまり、無線機の入れ替えである。どの無線機にするか、またぞろカタログやサイトを調べて回らなければならない。この作業がいちばん楽しい時間である。


2020年9月29日火曜日

第一級アマチュア無線技士国家試験受験(R2年9月期)その5

 9/27に受験した1アマの問題と正答が、本日16:00に、日本無線協会のサイトで公開された。もうドキドキでチェックしてみた。これほど緊張した発表は、大学の合格発表以来である。

http://www.nichimu.or.jp/kshiken/siken.html

さて、結果は次の通りだった。

法規:150点/150点(得点率100%)

無線工学:134点/150点(得点率89.33%)


良かった~、合格していた!


これほど苦戦した試験は無かった。試験を終えて戻った夜、がっかりしている私に対して娘が、「1級は簡単には取れないぞということだよ」と声を掛けてくれたのが救いとなった。自分はそれほど難しい試験に臨んでいるんだと改めて自覚できたのだ。そして、合格できた今となっては、その言葉のおかげで喜びが倍増するのである。


さて、無線工学の得点内訳は、A問題:110点/125点、B問題:24点/25点で、合計134点だった。A問題で間違えたのは25問中3問、B問題は小問25問中1問だ。驚いたのはA問題で間違えた箇所で、なんと自信のあったA-5がミスしていたのだ。そのほかはA-7とA-16だ。

A-5は「LC直列回路のリアクタンスの周波数特性の特性曲線図」を選ぶ問題で、ひと目で選んだのだが、なんと「並列回路」と「直列回路」を取り違えて解答していたのだった。回路を見て一瞬迷ったのだが、それが生かせなかった。

A-7は悩まされた「Nチャネル接合型FET」の問題で、相互コンダクタンスgmの式はすぐに分かり5つの選択肢のうち3つに絞り、ドレイン電流で最後に2つまで絞り込んだのだが、ふと別の選択肢を選んでしまったというのが仇となった。正解は絞り込んだ2つのうちの一つにあったのだからちょっと悔しい。すなおに回線図の電流の方向の通りに選んでおけばOKだった。

A-16は苦手意識があった「全波整流回路のダイオードに印加される逆方向電圧」の問題。計算過程を見ると、2で割らなければ正解していた。正式な解法はいま現在わからないでいる。

いま思うと、間違えた3問も2択までは絞り込めているので、かなりいい線までは行っているのではないかとうぬぼれてしまう。でも、基礎がまだまだできていないことも思い知らされ、さらに無線の上級資格は基礎を固めたうえで応用ができないとだめだということが、今回よくわかった。

アマチュア無線の資格としては第一級が最高峰だが、プロを含む無線資格としてはまだ上があり、ようやく五合目といった感じだ。これから先に進むには、今までのような問題集を普通にこなしているだけではダメで、しっかり理解して、応用できるようにならないと話にならないということが分かってきた。決意を新たにした次第で、すでに教科書などを読み返しているところだ。

さて、正式な合格発表は10/14である。解答用紙にきちんとマークしたことは何度も確認しているので、おそらくは合格通知が届くものと確信している。(今回の合格率はどのぐらいだろうか。いつもは30~40%なのだが・・・。)

次の資格を狙うとしたら、1陸特か、2陸技かな。まさか1陸技か?

2020年9月28日月曜日

第一級アマチュア無線技士国家試験受験(R2年9月期)その4

 9/27の1アマ無線工学の試験を、引き続き振り返ってみる。

使用していた問題集や参考書にはなかったような内容・形式の問題は、残すところあと10問となった。A-1、-2、-3、-6、-7、-9、-13、-14、-16、-18である。

A-1は「2つの点電荷から受ける電界強度」の問題。2点間のものなら分かったが、求める点の位置が2点間の線分上にない。悩みまくったが、電界は2つのベクトルの合成ではないかと思い、計算して絞り出した。思いついたきっかけは、d-cとa-cの距離が同じになっていることに気付いたからだが、そんなことは大した意味は無いだろうか。

A-2は「環状鉄心の磁束」を求める式を選ぶ問題。選択肢のいずれも記憶になかったが、何に比例し何に反比例するのかを考えて選ぶことにし、Mの平均磁路長のみ分母に持ってくる。実のところ消去法に近く、平均磁路長が大きくなると磁束がどうなるのかピンとこないでいた。それ以外の項目、Mの断面積や透磁率は比例しているはずだからということで、残ったのが、平均磁路長のみ分母にある式φ=μNIS/Lだった。

A-3は合成抵抗の問題で、一見したとき楽勝と思ったが、いざ解こうとトポロジーをあれこれ探ってもうまくいかないことに気付き、これも悩みまくる。時間最後のほうで、回路が平衡しているのではないか、となると縦の抵抗器には電流は流れないのではないかと思い、それらを無視して単純に計算して解いてみた。

A-6はセラミック発振子についての文章問題。セラミック発振子はノーマークだったが、私が持っている発振子の知識を総動員して3つの空欄を埋めた。コルピッツ発振回路の「コイル」と置き換えるという理解で、選択肢を2つにまで絞れる。電気的等価回路は水晶振動子と同様か異なるかで悩んだ。決め手は温度変化による周波数特性の優劣だ。はたして結果は?

A-7は「Nチャネル接合型FET」についての説明で、トランジスタや半導体の知識をしっかり持っていれば解けたはずだが、ちょっと疎かにしていた分野で反省することしきり。相互コンダクタンスのgmの式はすぐに分かり、なんとか選択肢5つのうち2つにまで絞り込んでいたが、ふと思いついて、別の選択肢にマルした。

A-9は「Trのダーリントン接続回路」について。ひとつのトランジスタとみなしたときのエミッタ接地直流電流増幅率を表す近似式を求める。正直ピンとこない問題だったが、2つのトランジスタがダーリントン接続でつながっているのだから、単純にそれぞれの増幅率を掛けてしまえと思って解答を出した。

A-13は「可変容量ダイオードを使用した直接FM変調回路」について。「逆バイアス」電圧と「空乏層」はすぐに分かったが、それだけだと、選択肢が2つ残る。最後に共振周波数を求める式で、コンデンサを和とするか差とするかで一瞬悩む。結局、CdとCは並列接続なので「和」という単純な理由で絞り込んだ。

A-14は文章問題の選択だったが、「影像周波数と混信」に関するもの。最初ややこしそうに見えたが、よく読むと、消去法により、ほぼ一瞬にして解答を導き出すことができた。

A-16は「変圧器つきの全波整流回路」の計算問題。ダイオードに印加される逆方向電圧の最大値を求める。この手の問題は苦手意識があって、いくつかパターンを覚えていたのだが、今回出題のパターンは手持ちがなかった。仕方なく、トランスの二次側実効値のひとつから最大値を求め、コンデンサがあるから2倍し、さらにダイオード2つのうち一つに印加されるから2で割っておいた。

A-18は「5/8波長垂直接地アンテナ」についての問題。空中線に関してはほぼOKと思っていたのだが、まさかの5/8波長のアンテナとは・・・。最初へこんだが、5/8波長垂直アンテナは、プロ資格の勉強のときにかじったことがあり、しかも、昔々に出ていた2m(144MHz帯)で5/8ラムダのGPを使っていたので、それを思い出して解答した。実際には、この種の垂直アンテナの電流分布は頭頂部付近で最小になるということを知っていれば解答できる。

というわけで、必死に何とか全問解答してみたわけだが、以上の内容はすべて自己流なので、良い子はマネしないように(笑)。はたして、見事正解が導きだされているのだろうか。

ただ、これら以外の問題はバッチリというわけではなく、不安な個所も多い。自信のあるものだけを合計すると、95/150点となり、合格ラインの105点には届かない。もしかしたら行けているかもというものを探すと2問プラスで、それだと105点となり、ちょうどボーダーである。もうちょっとおまけしても、せいぜいあと2問で120点となるが、ギリギリで予断を許さない。自信がある問題でも、計算ミスやケアレスミスをしている可能もあり、本当に合否は分からなくなったのだった。

昨日試験が終わってからは悶々とした時間を過ごしているうち、もうダメかもと思い始めてリベンジを期するべく、次回12月期の申し込み期間をネットで確認したほどだった。しかし、今日は少し気を取り直して、いくつかの問題についてネットで解法を探してみたら、いくぶん希望が持てるようになってきた。

A-1、-2、-3、-4、-18、-19は正解しているか、あるいは正解している気配が濃厚となり、B-5小問は5問中4問は正解しているらしいと判明したのだ。これは大きい。それでダメかもしれない問題を数えると、A問題で5~6問(25~30点減点)、B問題で1問(1点減点)で、合計得点124~131点は見込めそうになった。ボーダーラインは105点なので、これだと文句なく合格だが、ほかの問題が確実に取れているという保証もなく、まだ安心はできない。

問題と正答の発表は、明日(火)16:00である。

(つづく)

第一級アマチュア無線技士国家試験受験(R2年9月期)その3

 昨日受験した1アマの試験は、無線工学がスラスラ解けなかったことが悔しくて仕方がない。これまで受けてきた無線の資格試験はすべて満点かそれに近い点数でクリアしてきただけに、自分の問題運の無ささえ恨んでみたりする。

なので、勇気を出して、少しずつネットで解き方を探っている。その結果、苦戦して解いた問題が意外にも正解していたりすることに気付いて、結果に僅かばかりの光明が差してきた。

1アマの「無線工学」科目の問題は全30問あり、そのうち「A問題」と呼ばれるものが25問、「B問題」は5問ある。A問題は出題に対して正答を一つ選ぶもので、得点は1問につき5点となる。B問題はそれぞれに5つの穴埋め式解答欄があって、各1点の得点だ。やはりA問題の正否が大きなカギを握る。

まだ正答と付き合させたわけではなく、だいたいの感触に過ぎないが、悩んだ問題の解法を調べていくうちにまんざらでもない感触を得始めるのだった。

さて、試験日当日のことを改めて思い出してみる。

手持ちの問題集や参考書では見覚えのない、初見時にストレートに「なんじゃこれ?」と思った問題は、A-1、-2、-3、-4、-6、-7、-9、-13、-14、-16、-18、-19、B-5であった。もしこれらすべてを落としたとすると、13問x5点=65点減点で、得点85点となり、見事に不合格である。そのほかの問題にも、選択肢に一瞬ひるんだものもあったので、情勢としては極めて不利だった。

とりあえずは解けそうな問題から確実にこなしていき、上記の「難題」に取り掛かる。よく見ると、A-4の「皮相電力・有効電力・力率」は1アマ本では見なかったが、過去に受けたプロ資格の試験では勉強したことがあった。でもほとんど忘れている。何で知識が定着していないのかなぁと自分を恨みつつ、遠い記憶を探りながらの計算となった。

同様に、A-19の「アンテナの指向特性」も、プロ資格のときの勉強でやったことがあり、これも遠い記憶を引っ張り出してきて解答した。2つまですぐに絞り込んだが、悩んだのは半値角の数値で、絶妙な選択肢の出し方である。1/√2か1/2か。自信はなかったが、なんとなくルートが付いたほうの数字が浮かび上がってきた。

B-5は「スプリアス発射と不要発射の強度」に関する法令の解釈的な問題だ。問題集で分かりにくかった部分を覚え直そうと確認していた知識が役に立って、5問中4問正解で1点のロスのみで済みそうだった。とはいえ、すらすら解いたわけではない。薄い記憶の中、必要周波数帯幅のすぐ側は、たしか「帯域外領域」だったなぁ、その外が「スプリアス領域」だったなぁと探りつつ、文章に当てはめてみると地の「スプリアス発射の強度」というのが妙に気にかかり、一瞬入れ替えるべきか否か悩んだ。

間違えられるのは多くても9問まで。残り10問のうち一つでも二つでも解けないとヤバイ。私は必死に食らいついていったのだった。

(つづく)

2020年9月27日日曜日

第一級アマチュア無線技士国家試験受験(R2年9月期)その2

 9月27日(日)、第一級アマチュア無線技士国家試験を受験した。4月に行われる予定だった試験がコロナ騒ぎで中止となり、この度ようやく受験が叶った。上級資格を取ろうと思い立ってから1年が過ぎてしまった。

試験会場までは、幸い車で1時間以内で行けた。しかも道はまっすぐ行って直角に曲がって終わりといった感じで気軽だった。いつものように電動車椅子を積んでいるから、会場は少々広くても安心だ。

駐車場も、日本無線協会のメール通り、問題なく停めることができ、無料駐車券ももらうことができた。会場の自分の席に着いたのは8:30ごろ。広い部屋に長テーブルが並べられ、そのテーブルに一人ずつ着席する。

午前中の「法規」は09:30~12:00だが、ゆっくり慎重にやって、11:00ごろに退出した。法規の内容はほぼ問題集や過去問の通りで、1~2問つまづきそうになりながらも比較的余裕でこなせた。これならいけるなという手ごたえ。

午後の「無線工学」は13:00~15:30。過去問をやったときは1時間ちょいぐらいでこなせていたので、こちらもゆっくりやろうと思っていたのだが、実際はけっこう手こずって、終了ぎりぎりの15:20の退出となった。

無線工学の問題用紙を見たとき、一瞬、青ざめた。私が使っていた問題集や参考書ではお目にかかったことがないような内容や形式の問題がいくつも並んでいたのだ。そんなものが、ざっと数えて10問ぐらいはあっただろうか。全30問で、配点は各5点、合計150点満点で合格ラインは105点以上なので、単純には9問までは落としても大丈夫なのだが、印象としてはかなりヤバイ。しかし、8ページある問題用紙をぱらぱら捲ると、いけそうなものも散見されたので、とりあえず取れるところは取っておこうと、いけそうな問題から取り掛かる。

もうダメかもと何度か思い、泣きそうになりながら、見覚えのない問題もあきらめずに必死に食らいつく。なけなしの知識を総動員し、論理を考えながら解いていった。

結果としては、全くダメというわけではなく、かといって、自信があるわけではなくと言った感じ。でも、おそらくダメだろうという思いもよぎる。もしかしたら、数点の差で涙を呑むかもしれない。そんな惜しい負け方は嫌だなぁ・・・などという印象だ。いやしかし、意外と合格しているかもしれない。諦めるのはまだ早いと思い直して、今ここにいる。

問題と正答がサイトで発表されるのは、9/29の16:00である。

第一級アマチュア無線技士国家試験受験(R2年9月期)その1

 現在のアマチュア無線局免許状が、新スプリアス規格対策のために、5年の期限を待たずに期限切れとなる。無線機ごと買いかえて、申請し直せばOKなのだが、どうせならパワーアップしたい。ということで、思い切って上級資格を取ろうと決意したのが、昨年の夏。

そして、JARDの講習制度を利用して、昨年秋に第三級を、今年早々に第二級を取得することができた。アマチュア免許だけでは面白くないと思い始め、その合間に、第二級陸上特殊無線技士(2陸特)と第二級海上特殊無線技士(2海特)というプロ資格を取得。陸・海ときたら、空もと言うわけで、航空特殊無線技士(航空特)もゲット。

さらに、法規と無線工学に加えて英語の試験もある、第一級海上特殊無線技士と航空無線通信士も取得することができた。ここまでで3アマの勉強を始めて丸5か月だった。

もう弾みがついてしまって、記憶が新しいうちにと第一級アマチュア無線技士(1アマ)にも挑戦することにし、今年の4月の試験準備を始めていた。航空通の国家試験(2/29)の試験を終えて、1か月後の4/04試験に向けて毎日何時間も集中して勉強をしたものだった。

ところが、1アマの試験日当日に知った、驚愕の「中止発表」。コロナのせいだ。

次回の9月期にそのまま振り替えてもらえたが、9/27まで約6か月もある。いまのテンションを維持し続けることができるかどうか悩んだ。オリンピックの選手も、東京2020が延期になったときはこんな気持ちだったのだろうか。私は、その後3か月の間、無線の勉強はほぼ手つかずとなった。

さて、今年の7月ごろから、少しずつエンジンをかけ始めたが、久しぶりに開く問題集や参考書の内容は目新しく感じるほど、忘れかけていて驚いた。根気よくイチから見直すしかない。そう思って丁寧に読み解いていくと、以前、にわかに仕込んで試験を切り抜けていた項目が、理論的に理解できるようになっていることに気付く。そして、その理解がまた新しい理解へと進む。

本格的にエンジンがかかったのは、9月に入ってからだった。今まで頭で理解しようとしていた計算問題も、3月にやっていたように実際に紙に書いて解いてみる。コロナのせいでさらに出不精になっていた身体も鍛えるべく、ダンベル運動を積極的に行う。

そして、ようやく迎えた9月27日。今日は朝から一日、第一級アマチュア無線技士の国家試験だ。

2020年6月12日金曜日

目黒区立中央体育館 段階的にオープン予定

 中央体育館は段階的に再開されることになった。

エアライフル場は6月15日から利用再開となるが、当月中は貸切利用のみとなる。

一般公開での利用は7月以降に延期されている。したがって、貸切以外のエアライフルおよびビームライフル射撃は7月以降の一般公開まで待たなければならない。

なお、当初は三密対応のため、AR/BRとも4名での利用に制限される。射座は7的あるが、1・3・5.7番での利用となる。開始前に4名を超えた場合は抽選される。

2020年4月7日火曜日

銃砲一斉検査延期(R2年---2020年)

 所轄の警察署より、4月に予定されていた銃砲一斉検査を延期するという知らせが郵便で届いた。本日、コロナ感染予防対策のため「緊急事態宣言」が発令されたので、やむを得ない措置だろう。

遅れて実施されるのは仕方がないが、いつも自宅から電動車椅子で警察署へ出向いているので、雨模様でないことを祈る。


無線のほうは、基礎固めのため3アマの参考書を通読している。時間的余裕があるときでないと、こんなことはできない。

2020年4月4日土曜日

1アマ国家試験(R2年4月期)急遽中止

 昨夜22:30ごろまで試験勉強にいそしみ、早めに床に就いた。そして、試験当日の朝、06:40ごろ、出かける着替えをしながら何気なくメールをチェックしたら、まさかの「試験中止」のメールが日本無線協会から届いていた。新型コロナ感染予防対策の観点から中止するよう、総務省から要請があったらしい。人生でこれほどの肩透かしは今まで食らったことがない。

メールを見ると、昨夜23:30ごろの発信になっている。早めに寝たので、メールチェックできていなかった。ネットで調べると、電話番号を登録している人でも早くて昨夜23時ごろに電話連絡があったらしい。

ギリギリまで集中して勉強できた分、得したと思うしかなかろう。次回の試験は9月になる。約半年先までこの知識と緊張感を維持できる自信がない。とりあえず一日も無駄にしたくないので、3アマの参考書を基礎から読み直してみた。

2020年4月2日木曜日

無線従事者免許証(1海特・航空特・航空通)受領

 2月に受験したプロの無線資格3種の無線従事者免許証が届いた。

・第一級海上特殊無線技士(1海特)

・航空特殊無線技士(航空特)

・航空無線通信士(航空通)

素直に嬉しい。特に航空通は初めての通信士の資格で、それなりにしっかり準備した思いがあるので、喜びもひとしおだ。明後日の1アマ試験への励みにもなる。あと少しだ。

2020年3月31日火曜日

1アマ国家試験の辞退希望者について

 4/04に実施予定の第一級アマチュア無線技士国家試験について、主催者である日本無線協会から郵便が届いた。いわく、「新型コロナ感染騒ぎの最中だが、4月期(4/04)の試験は予定通り実施する。しかしながら、辞退したいという人は申し出により受験料の返金に応じる」というもの。

私は、ここまで仕上げてきて合格する気マンマンだったので、もちろん、そのまま受験することにする。ただ、今日、試しにやってみたR元年8月期の問題は難しく、合格ラインに達しなかった。調べてみると、この期の合格率は24%ととても低い。問題の運もあるのだな。

2020年3月27日金曜日

1アマ受験へのファイナルアプローチ

 4/04の第一級アマチュア無線技士国家試験へ向けて、あと1週間となった。

2-3日前から過去問を時間を測ってやり始めている。1アマ試験には法規と無線工学の2科目があるが、それぞれ2時間30分が割り当てられている。過去問をいくつか解いてみたところ、問題を解くだけなら、法規に25分、無線工学に60分程度必要であることが分かった。本番はマークシートに記入しなければならないので、確認の時間も含めて、それぞれ60分と90分ぐらいは必要だろう。

現状では、法規は合格ラインにあり、無線工学のほうもほぼOKだが、確実に合格を狙うためには計算問題対策を強化する必要があると認識している。全30問のうち計算問題は9問ほど出てくるので、これらを無視することはできない。

今後の方針としては、法規および無線工学の計算問題以外については、知識の定着と細かな点の検証を行う。そして、計算問題は90%以上解答できるように準備しておく。また、過去問を毎日やり、形式に慣れておく。計算ミスやケアレスミス、勘違いなどをなくすことに努める。

2020年3月24日火曜日

目黒区立中央体育館のオープン延期

 新型コロナウイルス(武漢ウイルス COVID-19)感染拡大防止対策の影響で、4月1日オープン予定だった中央体育館は屋内施設が4月30日まで休場となり、それに伴い、エアライフル射場のオープンも5月1日に延期された。

今後、東京都の緊急事態措置の影響もあり、おそらく5月いっぱいぐらいまではオープンできないと思われる。オリンピックイヤーに晴れの新装開店披露だったのだが、コロナのせいで出ばなをくじかれた格好だ。

2020年2月29日土曜日

航空無線通信士国家試験(R2年2月期)受験

 航空通の試験を無事に終えた。会場は3度目の場所で、スタッフの何人かとも顔なじみだ(笑)。

さて、今日の試験は朝から一日仕事で、09:15から説明があり、09:30から90分間、無線工学の試験があった。全部で14問、途中退出せず丁寧に解く。おそらく全問正解していると思う。

続いて11:13から法規の試験が90分、全20問。こちらは12:20ごろ途中退出した。法規のほうも特に問題なしで、全問正解しているという手ごたえ。

部屋の外で昼食を取り、英語の問題に備えて参考書を開く。

さて、13:30から英語のリスニング試験が始まった。7問出題され、少なくとも3問正解しないと筆記試験で満点取れても不合格となる。どの期も、最初の3問は一般的な会話、残りの4問はパイロットや管制官が主人公の、航空に関する専門的な内容となる。作戦としては、最初の3問を確実に取り、後半は、航空関係の知識も総動員して、一問でも多く取るという手はずだった。過去問でも、ダメなときは7問中3問正解、良くても5問正解といった感じで、問題運にも左右されていた。

緊張しながら耳を澄ますと、1問目から意外と簡単で、2問目、3問目と楽勝だった。最低合格ラインの3問をクリアできたので、少し気が楽になったが、4問目からは専門性の高い内容となる。4問目は時刻を問う問題だったが、普通に考えれば分かる内容で、5問目、6問目、7問目もそれほど難しくなかった。結果、すべてクリアできたかもという印象で、リスニングも満点かもしれないという手ごたえを得た。

ホッとした私は、英語の筆記試験に取り掛かる。こちらは90分で、長文読解A問題5問、航空関係の読解A問題4問、和文英訳3問である。時間的には余裕があったので、ゆっくり取り掛かった。過去問の時点で和文英訳には自信があったので、これを先に解答し、最初に戻って解いていく。受験時代を思い出しながら、選択肢を先に読んで、長文を読んでいく。今回の長文は過去問に比べ比較的やさしいように感じ、なぜだかすらすらと解答を出すことができた。残すところ、航空関係の読解もややこしいものはなく、すべてを難なく解答できた。手ごたえとしては、自分でもまさかの、リスニング試験&筆記試験とも満点かもしれないというレベルだった。

さぁここまで来て、最後の電気通信術実技試験を落とすわけにはいかない。

と意気込みすぎたのか、受話試験で、1文字を取り損ねるという失態。誤字(間違えて書く)より、脱字(飛ばす)のほうが減点が少ないので、敢えて自信のない文字を書かずに1文字を脱字とした。これは重要なことで、自信がない場合は思い切って脱字とするほうがよい。その後は立て直して無事に全文筆記することができた。おそらく1点減点の99点であろう。

次に、試験官とマンツーマンで行う、送話試験である。今日は1番目に試験してもらうことができた。こちらはミスなしの満点だった。

すべてうまくいっていたので、受話試験の1文字脱字(1点減点)が悔やまれる。そうでなければ全科目満点だったかもしれないのに、やはり甘くはない。すべて終了して車に戻ったときは、さすがに心身共に疲弊していてヘロヘロになっていた。


さて、次は4/04の第一級アマチュア無線技士国家試験だ。1アマは今までの試験とは比べ物にならないレベルで、法規はアマチュア無線局に関するものを集中的におさらいしなければならないし、無線工学も、航空通よりもややこしい計算問題がはるかに多くなる。救いは、電気通信術の実技試験と英語の試験がないことであろうか。その代わりにモールス符号は復習しておかないといけないな。あと1か月ほどでどこまで持っていけるか勝負である。


2020年2月14日金曜日

航空特殊無線技士国家試験(R2年2月期)受験

 昨日に引き続き、今日は航空特の試験を受験した。昨日と同じ会場なので、少し気が楽だった。

試験は昨日と同じく午後からで、試験科目は1海特から英語科目を引いた形である。最初に電気通信術の実技(受話)をおこない、引続き筆記試験(法規・無線工学)、そして、電気通信術の送話試験だった。今回の送話試験はばっちりで100点満点でクリア。受話試験で1文字飛ばしたのでリベンジだ(笑)。

法規と無線工学のほうは、こちらも問題なく、両方とも満点でクリアできていると思う。

面白かったのは、受験生に中高生のような男子がいたことだ。もともとこの試験はセスナ機のような小型飛行機のパイロットなどが、操縦の際に使う無線機を扱うための資格なのだが、おそらくは航空ファンの男子たちが受験しているのであろう。なんとも愉快なことである。

航空特も無事に合格しそうだが、電気通信術の受話で1文字脱字の1点減点が悔やまれる。


さあ、次は骨のありそうな航空無線通信士(2/29)である。試験科目は、英語が加わって、法規と無線工学、そして電気通信術もあり、朝から一日仕事となる。電気通信術の要領や難易度は1海特や航空特と同じなので問題ないが、法規と無線工学は航空特に少しプラスしなければならない。

英語は特に問題ないレベルだが、長文読解問題でハズレが怖いのと、リスニング試験で航空関係の専門性が高いものが出てくるとちょっとヤバイ。あと2週間で、そのあたりの対策をしようと思う。

2020年2月13日木曜日

第一級海上特殊無線技士国家試験(R2年2月期)受験

 本日、1海特の試験を無事に受験した。

会場までは電動車椅子を積んで車で出かけたが、主催者の日本無線協会スタッフとの事前の打ち合わせ通り、駐車することができ、電動車椅子で会場入りした。

試験は午後からで、13:00も開始15分前より説明が始まる。科目は、電気通信術の実技試験(受話・送話)と、法規および無線工学の筆記試験、そして英語である。

最初に電気通信術(受話)があり、かなり緊張したが、事前の準備が幸いして無事に終了することができた。この電気通信術の試験は、いわゆるフォネティックコードを聞き取って、英文字を書いていくものだ。2分間で計100文字あり、結構苦労する。

準備として、情報通信振興会のCDを購入し、何度も実戦的に練習した。筆記用語も4Bという濃いめの鉛筆を使い、先を少し丸めて置いた。すべて本番と同じ状態で練習しておくべきである。私の場合、手指も少し不自由なところがあるので、2分間、ひたすら書き続けるのに耐えられるかどうか不安があったので、一種の筋トレのごとく、毎日少しずつひたすら受話練習に励んだ。幸か不幸か、同種の実技試験は明日の航空特と航空通にも課せられるので、3試験分の対策となった。

ポイントとしては、試験中、余計なことを考えると飛んでしまうので、心を無にすること(笑)。そして、万一聞き逃してしまったら脱字として飛ばしてしまうことだ。書いたものが誤字と判定されると1文字に付き3点減点となる。脱字ならば1点で済む。100点満点中80点以上必要だから、減点は最小にとどめたい。

次に、英語のリスニング試験(会話聞き取り5問)。これも事前準備が奏功して、全問正解の自信がある。1海特の英語リスニング試験は5問ともすべて海事に係わるやり取りなので、もともと英語に自信がある人でも、情報通信振興会の『第一級海上特殊無線技士 英語』の教科書はひと通り目を通しておくべきだと思う。専門用語や独特の言い回しに慣れてしまえば、特に恐れるものは無いだろう。

その後、法規と無線工学だが、2海特とほぼ同じような内容であり、これもおおむね過去問通りで両方とも満点を取れていると思う。

最後に電気通信術の送話試験だが、ランダムに並んでいるアルファベットをフォネティックコードで読み上げるという実技試験である。準備として、実際に声に出して読んでいたので、飛ばさないように慎重に送話する。ただし、時間制限があるので、練習していたときもストップウォッチで測ってやっていた。本番では最初は順調だったものの、途中から同室内の別の人の声と読んでいるところが重なってきて気が散ってしまい、最後のほうで1文字を読み違い、すぐに訂正を送って、やり直した。

これもポイントのひとつで、送話のほうも読み違えたままにすると誤字と判定され、1文字に付き3点減点される。訂正を送ってやり直すと、訂正3回までごとに1点減点となる。なので、今回の私の場合は訂正1回のみなので、減点対象とはならず、無傷で切り抜けたことになるわけだ。

というわけで、1海特は全科目満点で合格しそうでホッとしている。明日は、航空特の試験だ。

2020年2月6日木曜日

自家用車の車検と修理完了

 ちょうど車検の時期に合わせて修理を頼んでいた自家用車が、ようやく戻ってきた。01/15にディーラーに預けたのだが、肝心のパーツがなかなか入荷せず、今までかかってしまった。

昨年12月初旬から今まで車が使えなかったため、予定していた伊勢原射撃場へ行くこともできず、地元の射撃場は改修工事のため閉鎖中で、射撃はすっかりオフの状態になっている。さらに大病院へ行くときも車が無く、タクシーも捕まらなかったので、冷たい風雨の中、電動車椅子で行く羽目になった。今年は最初から波乱含みである。まぁとにかく、2月中旬の無線の国家試験には間に合ってよかった。


足の蜂窩織炎のほうはかなり快方に向かっていて、痛みはすっかりなくなり、むしろ発症前より調子が良いぐらいである。早めに治療しておいてよかった。今月は無線の資格試験を3つも受けなければならないのだから。

2020年1月27日月曜日

蜂窩織炎発症

 右足の親指の付け根を中心に変色し、大きく腫れあがり、痛くて堪らなくなってきたので、まずは掛かりつけの医院へ出向いた。自転車も漕げないぐらい痛んでいたので、電動車椅子を出した。

「これは切って膿を出さないといけない」と言われ、最寄りの皮膚科を紹介してもらう。皮膚科の先生は女優さんのようなきれいな女医さんだった。患部に針を刺して、膿を絞り出してもらう。驚くほど大量に出た。タコになっていた角質部分に切れ目を入れ、さらに絞り出す。麻酔は無かったが、不思議なことに膿を出し切ると、逆に痛みがかなりひいていた。

どうやら蜂窩織炎(ほうかしきえん)になったらしい。塗り薬と抗生剤で徹底的に治療していかなければならない。「皮膚科と整形外科のある大きな病院で骨髄炎などになっていないか検査すべき」と言われ、地元の大病院宛てに紹介状を書いてもらい、明日の予約も入れていただく。

こんなときに、JARDより2アマの合格通知ハガキが届いて、少し救われる。