2020年9月29日火曜日

第一級アマチュア無線技士国家試験受験(R2年9月期)その5

 9/27に受験した1アマの問題と正答が、本日16:00に、日本無線協会のサイトで公開された。もうドキドキでチェックしてみた。これほど緊張した発表は、大学の合格発表以来である。

http://www.nichimu.or.jp/kshiken/siken.html

さて、結果は次の通りだった。

法規:150点/150点(得点率100%)

無線工学:134点/150点(得点率89.33%)


良かった~、合格していた!


これほど苦戦した試験は無かった。試験を終えて戻った夜、がっかりしている私に対して娘が、「1級は簡単には取れないぞということだよ」と声を掛けてくれたのが救いとなった。自分はそれほど難しい試験に臨んでいるんだと改めて自覚できたのだ。そして、合格できた今となっては、その言葉のおかげで喜びが倍増するのである。


さて、無線工学の得点内訳は、A問題:110点/125点、B問題:24点/25点で、合計134点だった。A問題で間違えたのは25問中3問、B問題は小問25問中1問だ。驚いたのはA問題で間違えた箇所で、なんと自信のあったA-5がミスしていたのだ。そのほかはA-7とA-16だ。

A-5は「LC直列回路のリアクタンスの周波数特性の特性曲線図」を選ぶ問題で、ひと目で選んだのだが、なんと「並列回路」と「直列回路」を取り違えて解答していたのだった。回路を見て一瞬迷ったのだが、それが生かせなかった。

A-7は悩まされた「Nチャネル接合型FET」の問題で、相互コンダクタンスgmの式はすぐに分かり5つの選択肢のうち3つに絞り、ドレイン電流で最後に2つまで絞り込んだのだが、ふと別の選択肢を選んでしまったというのが仇となった。正解は絞り込んだ2つのうちの一つにあったのだからちょっと悔しい。すなおに回線図の電流の方向の通りに選んでおけばOKだった。

A-16は苦手意識があった「全波整流回路のダイオードに印加される逆方向電圧」の問題。計算過程を見ると、2で割らなければ正解していた。正式な解法はいま現在わからないでいる。

いま思うと、間違えた3問も2択までは絞り込めているので、かなりいい線までは行っているのではないかとうぬぼれてしまう。でも、基礎がまだまだできていないことも思い知らされ、さらに無線の上級資格は基礎を固めたうえで応用ができないとだめだということが、今回よくわかった。

アマチュア無線の資格としては第一級が最高峰だが、プロを含む無線資格としてはまだ上があり、ようやく五合目といった感じだ。これから先に進むには、今までのような問題集を普通にこなしているだけではダメで、しっかり理解して、応用できるようにならないと話にならないということが分かってきた。決意を新たにした次第で、すでに教科書などを読み返しているところだ。

さて、正式な合格発表は10/14である。解答用紙にきちんとマークしたことは何度も確認しているので、おそらくは合格通知が届くものと確信している。(今回の合格率はどのぐらいだろうか。いつもは30~40%なのだが・・・。)

次の資格を狙うとしたら、1陸特か、2陸技かな。まさか1陸技か?

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