2020年2月13日木曜日

第一級海上特殊無線技士国家試験(R2年2月期)受験

 本日、1海特の試験を無事に受験した。

会場までは電動車椅子を積んで車で出かけたが、主催者の日本無線協会スタッフとの事前の打ち合わせ通り、駐車することができ、電動車椅子で会場入りした。

試験は午後からで、13:00も開始15分前より説明が始まる。科目は、電気通信術の実技試験(受話・送話)と、法規および無線工学の筆記試験、そして英語である。

最初に電気通信術(受話)があり、かなり緊張したが、事前の準備が幸いして無事に終了することができた。この電気通信術の試験は、いわゆるフォネティックコードを聞き取って、英文字を書いていくものだ。2分間で計100文字あり、結構苦労する。

準備として、情報通信振興会のCDを購入し、何度も実戦的に練習した。筆記用語も4Bという濃いめの鉛筆を使い、先を少し丸めて置いた。すべて本番と同じ状態で練習しておくべきである。私の場合、手指も少し不自由なところがあるので、2分間、ひたすら書き続けるのに耐えられるかどうか不安があったので、一種の筋トレのごとく、毎日少しずつひたすら受話練習に励んだ。幸か不幸か、同種の実技試験は明日の航空特と航空通にも課せられるので、3試験分の対策となった。

ポイントとしては、試験中、余計なことを考えると飛んでしまうので、心を無にすること(笑)。そして、万一聞き逃してしまったら脱字として飛ばしてしまうことだ。書いたものが誤字と判定されると1文字に付き3点減点となる。脱字ならば1点で済む。100点満点中80点以上必要だから、減点は最小にとどめたい。

次に、英語のリスニング試験(会話聞き取り5問)。これも事前準備が奏功して、全問正解の自信がある。1海特の英語リスニング試験は5問ともすべて海事に係わるやり取りなので、もともと英語に自信がある人でも、情報通信振興会の『第一級海上特殊無線技士 英語』の教科書はひと通り目を通しておくべきだと思う。専門用語や独特の言い回しに慣れてしまえば、特に恐れるものは無いだろう。

その後、法規と無線工学だが、2海特とほぼ同じような内容であり、これもおおむね過去問通りで両方とも満点を取れていると思う。

最後に電気通信術の送話試験だが、ランダムに並んでいるアルファベットをフォネティックコードで読み上げるという実技試験である。準備として、実際に声に出して読んでいたので、飛ばさないように慎重に送話する。ただし、時間制限があるので、練習していたときもストップウォッチで測ってやっていた。本番では最初は順調だったものの、途中から同室内の別の人の声と読んでいるところが重なってきて気が散ってしまい、最後のほうで1文字を読み違い、すぐに訂正を送って、やり直した。

これもポイントのひとつで、送話のほうも読み違えたままにすると誤字と判定され、1文字に付き3点減点される。訂正を送ってやり直すと、訂正3回までごとに1点減点となる。なので、今回の私の場合は訂正1回のみなので、減点対象とはならず、無傷で切り抜けたことになるわけだ。

というわけで、1海特は全科目満点で合格しそうでホッとしている。明日は、航空特の試験だ。

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