2025年10月16日木曜日

あなたを知ることがなければ、今の悲しみはひとつ減っていたのだろうけど。

衝撃的なニュースが飛び込んできた。台湾の人気シンガーソングライターで、音楽プロデューサーでもあり、映像ディレクターでもあり、YouTuberとしても活躍していたSANDY(黄小玫)ちゃんが急逝したというのだ。日本語も堪能で、台湾観光のプロモーションでもおなじみなので、日本でもある程度知られた存在だ。

ネットニュースのRadio Taiwan International(2025/10/15)から全文を引用させていただく。 

===以下引用===

【速報】台湾観光を音楽で発信 シンガーソングライター黄小玫さん逝去

台湾の人気シンガーソングライター、黄小玫(SANDY HXM)さん(写真)が、希少がんの「NK/T細胞リンパ腫」のため亡くなりました。享年34歳でした。黄さんの制作チームがきょう15日、SNSを通じて発表しました。積極的に治療を続けながらも病には勝てず、「天国へ旅立ち、最も優しい天使になった」とコメントしています。(写真:黃小玫 SANDY HXMのFBより)

台湾の人気シンガーソングライター、黄小玫(SANDY HXM)さんが、希少がんの「NK/T細胞リンパ腫」のため亡くなりました。享年34歳でした。黄さんの制作チームがきょう15日、SNSを通じて発表しました。積極的に治療を続けながらも病には勝てず、「天国へ旅立ち、最も優しい天使になった」とコメントしています。

黄小玫さんは中国語・英語・日本語の三か国語で作詞作曲を行い、2018年には日本語のオリジナル曲「我們在台灣見吧!台湾で会おうね!」や台湾ランタンフェスティバルのテーマ曲【海と光】(屏東で会おうね!Let's meet in Pingtung! 我們在屏東見吧!)で一躍注目を集めました。台湾観光の魅力を音楽と映像で世界に発信してきた黄小玫さん。2023年には作品「24時間基隆」( 24-Hour Keelung)が日本国際観光映像祭(JWTFF)で「最優秀アジア映像賞」を受賞しました。

制作チームは、「黄小玫は台湾を心から愛し、この美しい土地から多くのインスピレーションを得て、数々の心に響く音楽と映像を生み出した」とし、「その作品を通して、台湾の魅力を世界へ伝え続けた」と語りました。

最後に制作チームは、「これまで支えてくださったすべての方々に深く感謝します。SANDYさんの音楽が、これからも多くの人の心を温め続けることを信じています」とメッセージを寄せました。

心よりご冥福をお祈りいたします。

音楽を通して台湾の美しさを伝え続けた黄小玫さん。

その温かな歌声は、これからも多くの人の心に残り続けるでしょう。


 https://www.youtube.com/watch?v=MtHwzjZSJxk

黃小玫 SANDY HXM - 我們在台灣見吧!台湾で会おうね!


https://www.youtube.com/watch?v=SMXyXMKUBdM&list=RDSMXyXMKUBdM&start_radio=1

黃小玫 SANDY HXM - 【海と光】(屏東で会おうね!Let's meet in Pingtung! 我們在屏東見吧!)


https://www.youtube.com/watch?v=_NQTV7l2Sfw

黃小玫 SANDY HXM - 【24時間基隆】Official MV (基隆觀光曲)


https://www.youtube.com/watch?v=qI-AILuTbgA

黃小玫 SANDY HXM -【我們搭阪神電車去吧!】(阪神電車で行こうよ!)


https://www.youtube.com/watch?v=7ml9I8xAoBU

《一起去旅行》和最愛的人探索台灣的美好 Travel with You


https://www.youtube.com/watch?v=3zEB0fJORIM&list=RD3zEB0fJORIM&start_radio=1

黃小玫 SANDY HXM -【 ICE ICE 你 】(2019寶島仲夏節)


https://www.youtube.com/watch?v=khpSzzevhVU&list=RDkhpSzzevhVU&start_radio=1

黃小玫 SANDY HXM - 【我在南投心自由】(南投觀光主題曲中文版) Official MV


関連ニュース

https://jp.rti.org.tw/news/view/id/101530

台湾の観光スポット100選を訪ねよう!観光署がプロモーション動画を公開!

(編集:王淑卿)

===引用以上===

私が2018年に台湾に行ったころ、SANDYちゃんのYouTube動画「台湾で会おうね」の中で歌われている「呷飽没?(ジャバーボェ)」という歌詞が人気になっていた。呷飽未とも書き、親しい人への台湾語の挨拶のようなものだが、直訳は「もうご飯食べた?」という意味だ。この歌詞ともどもSANDYちゃんが日本人の間でも俄かに知られるようになったのも、ちょうど2018年の夏だったろう。私も当時この動画を何度も繰り返し観た記憶がある。

SANDYちゃんは今年の6月末にも神戸で開催されたイベントで来日し、元気な姿をInstagramでも披露していた。以前より少しふくよかになった印象もあり健康そのものに見えたが、あれからわずか3か月半ほどでいなくなってしまうなんてショックすぎて言葉にならない。日本が大好きだった彼女だが、最期に訪れた日本の都市が神戸だったということも不思議な縁を勝手に感じている。

思い出の数々を書き記しておきたいのだが、思いが溢れてきて何から書いて良いか分からない。台湾がらみでは昨年の瓊瑶さんの逝去の記憶もまだ新しい。いずれ落ち着いたら記事にしようと思う。

あのときあなたを知ることがなければ、今の悲しみはひとつ減っていたのだろうけど、いやしかし、あのときあなたを知ることができたから、今ありがとうの気持ちがひとつ増えています。

ご冥福をお祈りします。

心裡實在還是難以接受,這麼可愛的人、這麼溫暖的聲音,影片中的容貌依然如此甜美,就這樣永遠離我們而去了.我只安慰自己 說上天需要一位天使般的聲音 才帶走了妳. 謝謝妳讓更多人看見臺灣 也謝謝妳帶給大家這麼多歡樂 一路好走.


SANDY HXM公式Instagram@sandy.hxm

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