身体障害者手帳所有者は、JR乗車券料金の割引を受けることができる場合があります(条件など詳細は各自お調べください)。以前は割引適用を受けるために駅の「みどりの窓口」にて対面で乗車券を購入する必要がありましたが、マイナンバーカードのおかげでその必要がなくなりました。
東京在住で東海道新幹線に乗る場合でも、ネットサイトで車いす対応席と介護者席の予約、および割引での乗車券購入ができましたので、その方法を覚えとして記載します。その前提として、JR西日本のWESTER下院登録をする必要があり、さらにその前にマイナンバーカードに障害者手帳情報がデータ連携されていなければなりません。
以下の作業はPCよりスマホで行うほうが簡単です(カードリーダー不要のため)。
1.ご自身のマイナカードのマイナポータルにアクセスして、障害者手帳情報が掲載されているか確認してください。身体障碍者手帳を交付されていれば記載されているはずですが、もしなければは地元の自治体(市役所等)に問い合わせてください。
2.JR西日本のWESTER会員に登録し、マイナカードの障害者手帳情報を登録してください。方法は会員登録時に参照できるはずです。
ここから先はPCでもスマホでも運用可能です。
現在、「新幹線」と名のつくものは多数あり、JR東日本、JR東海、JR西日本など管轄する鉄道会社もそれぞれ異なるので、ネット予約もややこしくなっています。ここでは東海道新幹線を割引乗車券も含めてネットで予約する方法を説明します。
3.予約はJR西日本の「e5489(いーごよやく)」で行います。ログインはJR西日本のJRおでかけネット(https://www.jr-odekake.net/goyoyaku/e5489/)から入ります。下記の画面の右上にある「予約する(ログイン)」をクリックしてください。
4.下記のポップアップで、「WESTER会員の方(ログインして予約)」ボタンをクリックします。会員登録せずに予約で入ると割引乗車券は購入できません。
9.次のような案内画面が出るので、「了承のうえ、次に進む」をクリックします。車内では、この写真にように車椅子マークのエリアに車椅子を停めて、そのまま乗っていても良いし、すぐ横の座席に移乗することも可能です。移乗した場合でも、車いすは畳む必要はありません。ブレーキは忘れないように。窓側の席は基本的に介助者(付添者)席です。
10.次の画面で料金が表示されます。この予約では特急券の料金のみ支払うことになり、乗車券は無視して構いません。ちなみに特急券には割引はありません。「選択」ボタンをクリックします。
15.身体障害者手帳に1種の記載がある人は介助者(付添者)も含めて乗車券が割引になります。介助者の座席指定も、車いす対応座席の隣に確保することができますが、予約手続きは上で行ったのを同じように最初から進めなければなりません。上の8の画面から「付添者」の「△」ボタンをクリックして続けてください。座席指定は車いす対応座席で予約した席の隣を予約します。
以上2席の確保が出来たら、次は乗車券の手続きを行います。これもネットで購入できるようになりました。乗車当日も窓口へ行く必要はなく、自動券売機で指定特急券と同時に入手できます。後はそのまま乗るだけですので、とても気楽です。
ただ、バリアフリーになってきたとはいえ、ホームと列車の間は意外と隙間があり、単独での乗車にはリスクが付きまといます。付添者(介助者)がいてもスロープを掛けてもらうなどアシストを駅員にお願いしておくほうが安心でしょう。
乗車券の予約購入方法については別のブログ記事にて紹介します。
(251210)












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