数年前からNHKラジオの語学講座をいくつか始めていましたが、10月からドイツ語を追加しました。
高校生のときに少し学んでいたドイツ語がさび付いていて、久しぶりに整えようと思い立ち、今回もラジオ講座頼みというわけです。今期の初級編は「文法からはじめよう」ということで、文法好きな私にはうってつけの内容です。番組は淡々と進められ、テンポも早く濃密ですが、テキストは分かりにくく専ら聞き流しているところ。ドイツ語はゲルマン系言語で、馴染みのあるラテン系とはかなり勝手が違うのでいらいらしながら頑張って聴いています。1年ぐらい続ければ少しは楽しめるようになるでしょうか。
もともと初級編めあてだったので応用編はおまけとして聴いていますが、こちらは番組もテキストも無駄が多いように感じます。多和田葉子のエッセイが題材として取り上げられていますが、そのエッセイの内容がつまらない。言葉に関するものに絞られてはいますが、ふつうに感じることをふつうに書けばよいのに、わざと大仰な表現でこねくり回しているような印象で疲れます。
テキストにはドイツ語本文と日本語訳が掲載されていますが、番組で日本語訳を延々と読み上げる必要はないと思います。訳文朗読に時間を割いているせいで、肝心の「気になる単語」部分の放送解説は一切ないし、「今日のキーフレーズ」でも放送で飛ばされる項目がいくつかあります。
雑談は否定しませんが、間にナビゲーターが入るので余計に時間が取られるような気がして、別の意味でいらいらします。
テキストは有料で販売しているのだから、購入者がもっと有益に使えるように番組内容を工夫していただきたいです。
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