2008年11月3日月曜日

電動車いすを作ろう その6 ~メーカーへの見積依頼

電動車椅子を作るに際して、8月末に福祉センターでの判定も終え、処方内訳書も入手できました。これで公費の助成を得て車椅子を製作する第一関門を乗り越えることができました。
次はその処方内訳書を車椅子業者に提示して見積書を作ってもらわなければなりません。
私はその後の業者選定で悩んでおりましたが、「きもの文化検定」試験まで1ヶ月を切り、さすがに試験勉強の準備を始めなければならなくなりました。
それまでに某SNSで知り合った方々をはじめ、コミュニティでも相談した結果、結局、電動車椅子をお借りしたE社に依頼することにしました。

手元に届いていた「判定書」と「処方内訳書」のコピーを取り、E社に送付しました。
通常、見積書は業者さんから直接役所のほうに送付されるということになっているらしいのですが、私は見積もり金額が知りたかったので、私に送付してもらうようお願いしました。
役所へは私から送付するつもりでした。

E社に書類を送付した数日後、役所の職員から電話が掛かってきました。いつまで経っても見積書が送られてこないので、心配してわざわざ電話して来てくれたのでした。
私はこのとき未練がましく、電動車椅子の「速度」のことをあらためて確認してみました。というのも、某SNSコミュニティで相談したときに、「処方は4.5km仕様だったけれども、6.0km仕様で作り、差額を自己負担した」という情報があったからでした。
電話でもそのような希望を伝えてみたのですが、結果は「不可」。
適合判定のときに処方どおりに作られていないと認められないということと、その後の修理などの対応にも影響するというお話でした。もうここまで来ると納得するしかありません。
私は、「業者の選定に少々時間をいただきましたが、いま現在、見積書の作成を依頼中です」と伝えました。

その後2週間ほど経ってもいっこうに見積書が送られてくる気配がなかったのでE社に確認すると、なんともう役所のほうに直送してくれていたようです。
このあと役所から支給決定通知書が届くのを待つわけですが、それが発行されるまで1~2ヶ月かかるということでした。役所の仕事に時間が掛かるというのはこれまでも身を持って経験していましたし、某SNSで知り合った方からも車椅子を作ること自体に数ヶ月掛かると聞いていましたので、1~2ヶ月と聞いても特に驚きもしませんでした。
しかし、よく考えてみると、センターで判定も出ていて、ちゃんとした登録業者から福祉制度の基準額に基づいた見積書も出ているのに、どうしてそんなに時間が掛かるんでしょうね。

E社には、私のほうにも見積書のコピーを送ってもらえるようにお願いしたところ、つい先日、郵送されてきました。
その見積書には車いす本体価格や電動装置の価格のほか、シートベルト、クッション、バッテリなど「処方内訳書」に記入されていた項目ごとに価格が記載されていました。
それに加えて、「受託報酬額」という項目があり総額の3%が計上されていました。

というわけで、今日現在は役所からの「支給決定通知書」の発行待ちの状態です。
今後進展がありましたら、日記で報告させていただきたいと思います

0 件のコメント:

コメントを投稿