2024年12月28日土曜日

円安の影響直撃! 高嶺の花「競技用エアライフル」

 銀座銃砲店からウインターセールのカタログが届いた。年に数回の発行だが、立派な小冊子で眺めているだけでも楽しい。

画像:GINZA GUN LIMITED "WINTER SALE 2024-2025" カタログより


そんな中で特に目を引くのは、競技用エアライフル銃の本体価格の異常な高騰だ。2018年頃から徐々に価格がアップしている様子だったが、今回のカタログを見る限り、「エアライフル、やってみませんか?」と気軽に誘える状況ではなくなってきている。

↓人気のバウ新モデルM900が70万円超えは仕方ないにしても、従来モデルのM800でさえ621,000円だ。

↓そのほかのメーカーも軒並み値上がりしているが、競技用エアライフルはドイツかイタリアかオーストリアかの欧州製しか選択の余地がないので、新品を希望するなら買うしかない。
ワルサーはこの銀座銃砲のカタログも、ライフルショップエニスのカタログも価格が掲載されていないが、私が購入したLG400シリーズも60万円前後になっているだろう。ざっくり購入時の3割以上の値上がりだ。
ただ、ワルサーはLG500という後継機種が発売になっており、現在LG400は在庫限りとなっているはずだから、いまワルサーで左利き仕様などのカスタマイズを希望するならLG500を購入することになるのかもしれない。

↓私は所持したことはないが、スモールボア(SB)やビッグボア(BB)のほうはもっとすごいことになっている。まるで軽自動車を選んでいるかのような感覚になる。さらに、装薬銃の銃弾は価格以前の問題として、ロシアのウクライナ侵攻などの影響で火薬が手に入りにくく、在庫確保がたいへんらしい。


↓リアサイトやアイピースなどのアクセ類、そのほかシューティンググラスなどの装備類も海外製がほとんどなので、軒並み高価なものになっている。

↓落ち着いたらHRでもやってみたいと思っていたが、当然そちらもかなりの値が付いている。きっかけとして円高になるのを待つしかないのかww。

それでもエアライフルをやってみたくなったら、私のサイトをご覧ください。













2024年12月23日月曜日

フランス語電子辞書の選びかた

 12/21付けのブログに「外国語電子辞書の選びかた」と題して、主に現在は生産終了となった外国語モデルについて説明した。今回は現在もラインナップされている外国語モデルを見てみよう。

現在、外国語コンテンツを目的とした電子辞書はCASIOほぼ一択である、というのは先のブログに書いた通りだ。CASIOが英語以外の外国語モデルとして題している現行モデルは次の通り。

XD-SX7000 外国語ベースモデル

XD-SX7100 ドイツ語モデル

XD-SX7200 フランス語モデル

XD-SX7300 中国語モデル

SXシリーズは2020年2月に発売された2020年度モデルで、これが最新のラインアップとなる。CASIOは2020年まで毎年新モデルを発表していたのだが、それ以降の更新はない。イタリア語やスペイン語、韓国語、ロシア語などの外国語モデルも2020年以降は発売されなくなった。第二外国語はいまや公立高校でさえスペイン語や韓国語なども教えられているというのに寂しい限りだ。それはさておき、ここでは比較的メジャーなフランス語の電子辞書を見てみようと思う。なお、ドイツ語もこれに準ずるだろう。

CASIO電子辞書は新年度の需要を見込んで毎年1~2月ごろに新しいモデルを発表している。フランス語モデルSX7200は2020年1月に発売され、当時の実勢で50,000円ぐらい(定価55,000円)していた。発売から5年近く経った今、価格はかなりこなれてきているが、新品で3万円後半、程度の良い中古で3万円ぐらいで入手可能だ。

SX7200が収録しているフランス語辞書コンテンツは次の通り。

画像:CASIO電子辞書公式サイト

もし予算が許せば、現行モデルであるSX7200を選べば問題はない。少しでも安いものをということなら、程度の良い同モデル中古もあるので選択可能だ。
さらに手ごろな価格優先ということであれば、それ以前に発売された生産終了品も選択肢に入る。Amazonやメルカリで古いものが出ているのでうまく見つかれば買いだ。その際の注意点を述べる。
先のブロブにも書いたが、型番の4桁の数字の前の英字で発売年が分かるロジックになっている。現行モデル以下、数年さかのぼって紹介しよう。

・SX7200 2020年度モデル(現行モデル)
・SR7200 2019年度モデル
・Z7200 2018年度モデル
・G7200 2017年度モデル
・Y7200 2016年度モデル
(以下略)

結論から言えば、収録辞書を使えればよいということなら、コンテンツに変化はないので、上にあげたモデルはどれを選んでも良いだろう。公式サイトを見ると、SX7200の収録コンテンツには『オックスフォード』の辞典が仏英と英仏に分かれていて過去モデルより1項目多いように見えるが、実は1冊の『オックスフォードフランス語辞典 第4版』をわざわざ分割して書いているだけである。この辞典は1冊に仏英と英仏をまとめてあり、これは上記のどのモデルにも収録されている。Y7200以降のモデルなら収録辞書に差異はない。もうひとつ前のK7200(2015年度)にも同辞典は収録されているが、さらにひとつ前のU7200にはないので、ここが境目となる。
ただ、電子辞書は新しいほうが画面も精彩で、反応も早くなっているので、あまり古いものはお勧めできない。さらに、CASIOの追加コンテンツアプリの仕様で「DATAPLUS」というのがあり、その最終バージョンが「10」で、それに対応するのが「Yシリーズ」以降モデルだ。そういう意味もあってここではYシリーズ以降をお勧めとしたわけだが、追加コンテンツを意識しなければ問題はない。
なお、追加コンテンツに関しては、SRとSXシリーズはダウンロード対応となっていて、DATAPLUSとは無関係だ。ついでながら、SRとSXはタッチパネルがわずかに拡大されて5.7型になり、ドット数もアップしている。
画像:SX7200(公式サイト)
フランス語モデルのキーボードは英文配列と同じ「QWERTY」となっていて、たとえば英語モデルに追加コンテンツとして取り込んでもふつうに使える。
下の画像は私が所有しているフランス語モデルY7200(2016年度)だが、英文配列だし、動作の遜色ないのでふつうに使えている。戯れに、これにスペイン語とポルトガル語のコンテンツ(CD-ROM版)を追加しているが、さっと調べたいときに別の辞書を取り出さなくてよいので便利である。(スペイン語/ポルトガル語モデルG7500は別に所有しているが・・・。)

もっと古いモデルには手書き入力の画面が別になっているものがあるが、新しいものは画面に手書きできるので心配はない。



2024年12月22日日曜日

年末恒例ソ連映画 "Ирония судьбы, или С легким паром"

 ロシアでは毎年大晦日に放送される恒例の映画があるらしい。

Ирония судьбы, или С легким паром”(「運命の皮肉、あるいはいい湯を」)というタイトルのラブコメディ映画で、ソ連時代の1976年制作の古いものだが、繰り返して放送されているという。

画像:YouTubeよりオープニングタイトル


男女が主人公で、男性(ジェーニャ)はモスクワに、女性(ナージャ)はレニングラード(現サンクトペテルブルク)に住んでいたのだが、それぞれの町名以下の住所「建設者三番通り25棟12号室」が全く同じだったため、全く接点のなかった二人が様々な偶然により出会うこととなり、やがて恋に落ちるというストーリーだ。

酔っぱらった男性が、女性のアパートの部屋に入り込んでしまうところから始まるのだが、ソ連時代は都市建設や生活様式が同じ規格に従って進められていたため、建物の様子も住所地番もどの町に行っても似たり寄ったりだったらしい。そんなソビエト社会の特殊事情を皮肉った話でもあるわけだ。

今の世は便利だと思うのは、こんな古い異国の映画もネット動画サイトで観られることだ。探してみると、映画会社の公式チャンネルが全編アップしていた。長いので前編と後編に分かれているが、英語の字幕も付けられるのでロシア語が分からなくても楽しめる。

別の楽しみとして、女性(ナージャ)がギターの弾き語りをする場面があるが、これはロシア国民的女性歌手Алла Пугачева(アーラ・プガチョワ)の歌声を当てているらしい。





大晦日の忙しいときに映画なんてと思うかもしれないが、ロシアでは有名過ぎてみなストーリーを熟知しており、テレビ放送を横目で見ながら、「この場面なら今何時ごろ」などと時計代わりになっていたりもするらしい。そして、お気に入りのシーンになると手を留めて画面に見入るという。日本で言えば紅白歌合戦のようなものだろうか、推しの歌手が出たときだけテレビに釘付けになるわけである。

2024年12月21日土曜日

外国語電子辞書の選びかた(長文注意)

 現在のところ、英語以外の外国語用電子辞書を国内メーカーで探そうと思ったら、CASIOのエクスワード一択である。それもドイツ語やフランス語ならまだしも、スペイン語やロシア語、韓国語となると選択の余地はほぼゼロに近いのが現状だ。スマホの普及により電子辞書マーケットが縮小していることは容易に理解できるが、事態は思ったより深刻なのだ。

ここで言う外国語用の電子辞書とは、たとえば仏和辞典や日韓辞典、中国語辞典などのいわゆる第二外国語辞書を収録している専用モデルを指す。以前はSHARPやCANONなどからも発売されていたが、今ではモデルの選択に悩む必要はない。それどころか、外国語によっては買いたくても買えない事態が生じている。唯一国内メーカーで頑張っているのがCASIOだが、その現行モデルの電子辞書ラインアップを見て驚く。外国語モデルというのがあり、型番で紹介すると次のようになっている。

XD-SX9810 英語モデル

XD-SX7000 外国語ベースモデル

XD-SX7100 ドイツ語モデル

XD-SX7200 フランス語モデル

XD-SX7300 中国語モデル

来春から大学に進学し、第二外国語でスペイン語を取ろうと思っている学生は唖然とするだろう。数年前まで存在していたスペイン語専用モデルがなくなっているのである。いまや高校で第二外国語としてスペイン語や韓国語、ロシア語のコースを開講しているところもあるというのに、時代を疑ってしまう。繰り返すが、上のラインナップはSXシリーズという現行モデルなのである。

型番のロジックを説明すると、XD-は電子辞書「エクスワード」の意で、SXは発売年、その後ろの4桁の数字は収録するメインコンテンツを示している。CASIOは2020年までほぼ毎年1月ごろに新しいモデルを発売していたので、型番により発売年が特定できる。

SXシリーズ 2020年度モデル

SRシリーズ 2019年度モデル

Zシリーズ 2018年度モデル

Gシリーズ 2017年度モデル

Yシリーズ 2016年度モデル

Kシリーズ 2015年度モデル

Uシリーズ 2014年度モデル

(以下略→Wikipediaに詳しい

実のところ、CASIOは2020年度モデル(2020年1月9日発売)を最後に英語以外の外国語新モデルを発表していない。学生モデルやプロフェッショナルモデル、ビジネスモデルなどは9810のように10の位を変更して地味に新モデルを出しているようだが、外国語モデルはその気配はないのでこの先ディスコンを心配するが、SXを冠して現行モデルとしている限りはすぐに生産終了ということにはならないだろう。ネット通信機能の追加や本体記憶容量のアップにより、しばらくはそのままでアプリ対応でまかなおうということらしい。

詳しい方はご存じかと思うが、CASIOの外国語電子辞書はSXシリーズになってからラインナップに大きな変更があった。型番の4桁の数字に注目していただきたい。ひとつ前のSRシリーズまでは下記のモデルが存在していたのだ。

7400 イタリア語モデル

7500 スペイン語(/ポルトガル語)モデル

7600 韓国語モデル

7700 ロシア語モデル

CASIO生産完了品サイト

これらは各外国語対応の辞書が収録されているのだが、収納コンテンツ以外に何が違うかというと、それぞれの言語に対応した(物理)キーボードが装備されている点だ。イタリア語モデルは英語と同じだが、スペイン語モデルには「エニェ」がプリントされ、韓国語モデルにはハングル文字が、ロシア語モデルにはキリル文字がプリントされている。イタリア語とスペイン語は英語キーボードであるていど代用できるが、韓国語とロシア語はそうは行かない。こうしたキーボードを装備した電子辞書が現行のSXシリーズには存在しないのである。

では現行SXシリーズはどうなっているかと言うと、外国語ベースモデルSX7000を購入して、外国語辞書のアプリをインストールして使ってくださいということらしい。物理キーボードは英語配列のみで、肝心の外国語キーボードはタッチパネル対応となる。これが意外と不便で、打ち込んだ後、キーボードを消さないと検索結果が一覧できないのだ。しかも外国語ベースモデルSX7000の実勢価格は40,000円ぐらいで、さらにそれぞれの言語対応の辞書アプリを追加しなければならない。たとえばスペイン語なら、1パッケージ11,000円のアプリ、さらに『オックスフォードスペイン語辞典』が欲しければ4,400円、そして『スペイン語経済ビジネス用語辞典』は2,200円が必要だ。

そんなわけで、過去モデルがいまだに高値で取引されているのも理解できる。旧型番のモデルはAmazonやメルカリなどで運が良ければ入手可能だが、モデル選びの際に注意することがあるので、英語以外の外国語コンテンツに焦点を当てて自分なりに調べたことを書いておこうと思う。(もちろんドイツ語、フランス語、中国語は現行のSXシリーズで問題はないだろう。)

まず前提として、追加コンテンツアプリの仕様である「DATAPLUS10」対応となったYシリーズ以降、Gシリーズ、Zシリーズ、そして外国語物理キーボード最終装備のSRが選択肢となる。それ以前のモデルでも収録コンテンツに変わりがないなら使いたいという向きもあろうが、やはり新しいほうがキー入力や検索速度が速いので、あまり古いものはお勧めできない。収録コンテンツを比較してみて、改訂新版の辞書が採用されていれば新しいほうを選びたいが、いたずらに最新モデルを追うのも注意が必要なのが外国語モデルの難しいところだ。

言語別に解説しよう。イタリア語(7400)とスペイン語(7500)は最後のモデルであるSRシリーズがよいが、YやG、ZシリーズであればDATAPLUS10対応で、コンテンツにも差がないので考慮してよい。ただし、ポルトガル語はGシリーズ以降からの標準収録になっているので、スペイン語/ポルトガル語モデルを選びたい場合はYシリーズは除外する。Yシリーズ以前のモデルにポルトガル語アプリを追加することはできるが、追加コンテンツ(CD-ROM版)はDATAPLUS4以降の対応になっているので、現実的には2012年度以降のモデル(D、N、U、K、Y)となろう。追加コンテンツアプリは11,000円だ。

韓国語モデルは収録コンテンツに変更がないので、Yシリーズ以降、G、Z、SRのうちから選ぶことができる。収録されている辞書のメインはいずれも小学館の『朝鮮語辞典』だが、これは2018年に小学館『韓日辞典』として25年ぶりに一新された版が出た。残念ながら、この新版辞典を収録したモデルはないのだが、追加コンテンツとして現在こちらが収録されたものが発売されている。ただ、惜しいことにこのアプリはSRシリーズ以降のみの対応なので、ハングル文字キーボードで使おうと思うとSRシリーズ一択になる。初学者には『朝鮮語辞典』でも十分だと思われるので、ときどき中古市場に妥当な価格で出品されるZ7600が狙い目か。

↓XD-Z7600(Amazonより)


ロシア語モデルは収録コンテンツに注意が必要だ。SRシリーズになって、なぜか『オジェゴフ露露辞典』が外されているのだ。あるていど学習が進んでくると露露辞典は重宝するはずなので、これは外せないとすると、Y、G、Zシリーズが選択肢となろう。できれば一番新しいZ7700を選びたい。なお、露露辞典は追加コンテンツでも販売されていないので、SRシリーズに追加インストールすることもできない。

↓XD-Z7700(Amazonより)


ちなみに私が現在所有しているモデルは次のとおりである。

・XD-Z20000 プロフェッショナルモデル(2018年)
・XD-Z9800 英語モデル(2018年)
・XD-Y7200 フランス語モデル(2016年)
・XD-SX7300 中国語モデル(2020年)
・XD-G7500 スペイン語/ポルトガル語モデル(2017年)
・XD-Z7600 韓国語モデル(2018年)
・XD-Z7700 ロシア語モデル(2018年)

以前、韓国語XD-D7600(2012年)とロシア語XD-Z7700(2018年)を所有していたのだが、当時まだ技量が足りず使いこなせなかったので売却してしまった経緯がある。その後また韓国語とロシア語モデルを買い直す羽目となった。
なお、私は何ごとをするにも道具から入る性質なので、これだけ電子辞書を揃えているからと言って外国語の実力が伴っているわけではない。書籍を買い集めてひたすら「ツンドク」しているように、電子辞書を積み上げているだけである(笑)。

ところで、懲りずにSRシリーズの韓国語モデルをゲットする予定で、先に書いたように、それに最新版の韓国語辞書『小学館 韓日辞典』をインストールしてみるつもりだ。後日使い勝手などをレポートしてみたい。
↓XD-SR7600(CASIOサイトより)

これまでZシリーズなどにデータカード版やCD-ROM版のコンテンツを追加したことがあったが、ダウンロード版を利用するのは初めてとなる。ついでながら、古いアプリも上位互換があるので、DATAPLUS10対応となっているモデルでも、たとえばポルトガル語CD-ROM版(XS-HA08)やフランス語データーカード版(XS-OH22MC)を使用可能だ。実際、私もメルカリなどでこれらアプリの中古品を割安に入手して使っている。アプリでしか利用できない辞書が入っている場合もあるので、追加コンテンツは無視できない。ただ、ここでも注意が必要で、データカード版やCD-ROM版のコンテンツは、現行SXシリーズ、およびひとつ前のSRシリーズには対応していない。これらモデルはダウンロード版のみとなる。

(→ダウンロード版追加コンテンツ詳細
(→同購入・利用方法について

蛇足だが、資料翻訳・解読などの場合は、電子辞書1台だけでは役に立たず、というか意外と使いにくく、オンラインの翻訳ソフトと併用して電子辞書を使うのが私には向いている。電子辞書を使い倒すとすれば、同じ言語で複数の種類の辞典を同時に使いたいので、数台の電子辞書を用意して、1辞典につき1電子辞書という贅沢な使いかたが便利であるw。




2024年12月13日金曜日

デスクトップPCのシステム再構築完了

 2週間ほど前から拙宅のデスクトップの大掃除をせっせとやっていた。体調と相談しながらなので、心身ともにアゲアゲのときに一気にやっては休憩の繰り返しだったが、なんとか大きなヤマは越えた。

サンワサプライの新しいPCスピーカーは高価なものではないけれど、すこぶる音が良い。上質すぎてPCモニタの後ろに並べておくのはもったいなさ過ぎる。PC本体はもともと1TBのHDD装備だが、バックアップ用に1TBと4TBのHDDを繋ぎ、別にデータ保管用にポータブルHDDもつないである。

問題はこれまでぐしゃぐしゃにPCに保管していたデータだったが、それも80%は整理でき、ダブって保存していたり、不要になっていたものなどを削除して、分かりやすいようにフォルダに再編したりした。結果、PCのHDDで40GB ほどの容量を新たに確保することができた。今までそれだけ無駄なファイルを保管していたということだ。

デスクトップも整理して軽くし、ディスクのクリーンアップなども行い、コンテンツのスリム化を図ると同時にすべてのデータバックアップも完了した。ここまでやると、新しくPCを買い替えても楽ちんだ。これら作業のおかげもあって、PCの動作が格段に速くなり、あと数年は使えそうな勢いである(笑)。

弾みがついて、TRANSCENDのポータブルSSDを買ってしまった。しかも1TBと2TBのもの2個である。バックアップ作業で、うちにあったSSDの高速度に改めて驚き、そっちをメインにしようと思ったら256GBしか容量が無かったので、思い切ってしまった。しかし悪い癖で両方ともまだ未開封のままである。USBのType-Cにも対応しているようなので、近々買い替え予定のiPhone用になるのかもしれない。

↓Transcend Portable SSD(Amazonより)


2024年12月10日火曜日

エアピストルの無課金おじさんが来日していたらしい

パリオリンピックのエアピストルで銀メダルを取り、日本でも「無課金おじさん」として有名になったトルコのユスフ・ディケチ選手が親善試合のため日本に来ていた、とライフルショップ・エニスのFacebookで知った。同SNSにはエニスの津場選手とツーショットで写る様子を含む2枚の写真が掲載されている。そのうち一枚を拝借しておく。

無課金おじさんって何?という方のために、以下に私のサイト「やってみようエアライフル~エアライフル射撃の始めかた」に掲載した記事から引用しておく。

「日本ではほとんど話題にならない射撃競技で、今回意外に注目されたのが「無課金おじさん」である。男子混合エアピストルでトルコ選手がラフな格好で銀メダルを獲得したことが話題になっているようだが、ピストル競技では、ポロシャツやTシャツにトレパンやショーツなどという格好はさほど珍しいことではなく、ポケットに手を入れて撃つというのもむしろ当たり前の光景だ。そんなことも面白がられて話題になるほど、射撃競技は知られていないことを知って少し寂しくなる。

ただ、オリンピックは最高の舞台のひとつであり、他の選手のように様々な装備を備える中でトルコ選手は銀メダルを勝ち取ったわけで、その技量と集中力には敬意を表したい。

日本でも許可を得ればエアピストルを所持することは可能だが、その道は限りなく険しい。まずは比較的穏やかなエアライフル所持への道を歩もうw!

ちなみに「無課金」というのはEゲームに由来する用語で、通常は課金して装備を増やしていくのだが、余計な課金をしないで、ベーシックでシンプルな状態で試合に臨んでいるという意味らしい。ネットのネーミングセンスにもメダルを差し上げたい。」 (引用終わり)


以前、エアライフルを所持する前に、マルゼンのAPS-3精密射撃用コッキングエアガンを買ったことがあった。ライフルにするかハンドガンにするかで迷っていたので、そのお試し用にと思ってのことだった。しかし、結局使わないうちにエアライフルの道へ進んだので、のちに売却してしまったが、いま思うと手もとに残しておけばよかったと後悔している。

このモデルは根強い人気があり、長らく品薄状態で、再入荷待ちでようやく入手したものだった。しかも左利き用のアナトミカルウッドグリップ(これもなかなか手に入らないもの)もゲットしていた。何事も入手したときは熱心に悩みぬいた末の理由があるのだ。安易に手放してはいけない。

売却したエアガン、いま活躍しているだろうか?



2024年12月1日日曜日

パソコン周辺機器の総入れ替え

 どうしたことか、何年ものあいだ手つかずだったことが急にあっさりできる、そんなタイミングが訪れるものである。

拙宅書斎の事務机まわりを片付けているとふと、横に並べているパソコンスタンドも気になり始めた。8年ほど前にWindows7で購入したデスクトップパソコンもWindows10にまでOSバージョンアップを繰り返してきたが、来年いよいよWindows10のサポートが終了するという。仕様的にWindows11にできないので来年は買い替えようと思っているが、その前にやっておかなければならないことがある。データ移行を楽にするための事前整理だ。

そうなるとデータバックアップのシステムが必要となる。私の場合、専用ソフトなどは使わず、ローテクで手作業バックアップしている。そのほうが分かりやすいからだ。今のシステムは数年来、へたをすると10年とか、継ぎ接ぎで日々暮らしてきたので、そのツケもあって今のままではストレージ増設もままならない。ちょうど、これも20年以上使っているPCスピーカーの調子もよくなく、交換のための後継スピーカーも買って新品のまま置いてある。

思い切ってPCスタンドを移動させてみると雪のように積もる埃を見た。配線コードもぐちゃぐちゃ。できるだけ掃除はしたが、ケーブル類を外して掃除して付け戻すといういつもの作業は省略する。

PCスピーカーを新しいものに付け替え、バックアップ用に1TBと4TBのHDDを繋ぎ、さらに今後USB接続が追加で必要となったときのために買ってあった4ポートのUSBハブも増設する。私のデスクトップPCは古いものなので、USBポートは背面に4つ、前面に2つですべてAタイプ。しかも速い3.0仕様は背面の2つのみ。とりあえず3.0には4TBのHDDと4ポートハブを繋ぐ。スピーカーは音声ラインから取れるのでいたずらにUSBポートをふさがずに済んだ。

とりあえず配線等のセットは完了した。これからバックアップに挑むが、その前にデスクトップパソコン内のデータを整理したほうがいいのか、取り急ぎは先にバックアップを取るほうがいいのか悩む。過日ノートPCがいきなり死んでいるので、バックアップの重要性は身に染みている。というわけで、とりあえず現時点でのコンテンツをすべてコピーしておくことにする。

写真はサンワダイレクトPCスピーカー



2024年11月20日水曜日

取り外したSSDを復活させたい

もう半年以上前になるだろうか、 自宅でサブに使っていたノートパソコンが突然起動不能になった。様々な形で修復を試みたが起動せず、結局諦めることになった。たしかWindows7時代から使用して、Windows10までバージョンアップしてきたが、Windows10のサポートも来年終了するし、そろそろ買い替え時かと思っていた矢先、いきなりお釈迦となった。

パソコン買い換えの場合、以前のパソコンはHDDなどのストレージを取り出すのだが、今回はSSD内蔵ということもあり少し億劫で延び延びにしていた。このパソコンに残っているデータが、無かったら無かったで何とかなる程度のものだったこともある。

今回、ようやく裏ブタを外す決心がつき、思い切ってアプローチしてみた。SSDのみかと思っていたら、CドライブがSSDで、DドライブはHDDという併用タイプになっていることに気付く。HDDはいつものパターンで専用カバーを外すだけで簡単にアプローチでき、あっさりと外すことができた。自宅にあった3.5インチドライブ用のアダプタを接続すると、Dドライブ内のデータも無事に読み取ることができた。

問題はSSDである。下の写真の上部右にあるSSDはボックスタイプではなく基盤に載っていた。見ると小さなネジ2つ外すだけでなんとかなりそうだったが、1本は硬くて外れない。仕方ないので破損覚悟でこじ開けたら、ネジ基部ごと外れた。幸いSSDに破損は無さそうだったので、後日SSD用のコネクタを購入して接続してみたが、ネジを留めずにつないだせいかうまく認識しない。ネジのひとつが付いたままなので、アダプタ基盤にネジ止めできないのだ。もしかしたら、ネジを留めることによるアース接地が必要な仕様なのかもしれない。次に試すべきは、SSD基盤に残ったネジを切り取って、強引にアダプタ基盤に留めるしかない。また面倒な作業になりそうなので、次にやる気スイッチが入ったときのためにKEEPしておくことにした。

なお、このノートPCはメモリも取り外して廃棄業者へ送った。



2024年11月15日金曜日

ようやく何とかなりそうな予感がするロシア語

 昨年10月期からNHKラジオ『まいにちロシア語』を聴きはじめ、毛利先生の入門編講座を6か月頑張り、続いて今年の4月から9月まで分からないながらも前田先生の初級編も聴き続けた。始めて1年経ち、10月から横井先生の初級編に接するに至ってようやくうまくいきそうな気がしてきた。

今期の初級編はオンラインでのチャットを題材にした斬新な内容で、短くも有用な表現がスキットになっている。淡々と話す講師の関西弁口調もどこか馴染みやすく、文法事項もすんなり入ってくる。以前は文法を追いかけるのに必死だったが、このたびはロシア語で交流したい人向けの内容となっていて、例文も覚えやすい。生きた会話用ロシア語が習得できそうな気がするのである。

そもそも外国語学習においては会話にあまり関心のない私だが、病院で世話になっている理学療法士の先生がなぜかロシア語を知っているし、その先生がロシア人の患者さんとロシア語でやり取りしているのを聞いたりすると、ロシア語の挨拶言葉ぐらい口から出ないと落ち着かない。

テキストには応用編も掲載されているのでそちらも聴いているが、今期は新作で、ソ連時代の知られざる生活状況が垣間見られてたいへん興味深い。ロシア語の学習以外でも、ソ連やロシアに興味がある人には価値があるだろう。



2024年11月10日日曜日

10月からNHKラジオ「ドイツ語」聴き始めたが

数年前からNHKラジオの語学講座をいくつか始めていましたが、10月からドイツ語を追加しました。

高校生のときに少し学んでいたドイツ語がさび付いていて、久しぶりに整えようと思い立ち、今回もラジオ講座頼みというわけです。今期の初級編は「文法からはじめよう」ということで、文法好きな私にはうってつけの内容です。番組は淡々と進められ、テンポも早く濃密ですが、テキストは分かりにくく専ら聞き流しているところ。ドイツ語はゲルマン系言語で、馴染みのあるラテン系とはかなり勝手が違うのでいらいらしながら頑張って聴いています。1年ぐらい続ければ少しは楽しめるようになるでしょうか。

もともと初級編めあてだったので応用編はおまけとして聴いていますが、こちらは番組もテキストも無駄が多いように感じます。
多和田葉子のエッセイが題材として取り上げられていますが、そのエッセイの内容がつまらない。言葉に関するものに絞られてはいますが、ふつうに感じることをふつうに書けばよいのに、わざと大仰な表現でこねくり回しているような印象で疲れます。
テキストにはドイツ語本文と日本語訳が掲載されていますが、番組で日本語訳を延々と読み上げる必要はないと思います。訳文朗読に時間を割いているせいで、肝心の「気になる単語」部分の放送解説は一切ないし、「今日のキーフレーズ」でも放送で飛ばされる項目がいくつかあります。
雑談は否定しませんが、間にナビゲーターが入るので余計に時間が取られるような気がして、別の意味でいらいらします。
テキストは有料で販売しているのだから、購入者がもっと有益に使えるように番組内容を工夫していただきたいです。

愛車も、ライフル銃も、腕時計も、ロフストランドクラッチ(歩行杖)も身の回り、ドイツ製に囲まれているのに今さら、いや、ようやくドイツ語を固めるために頑張ります。


2024年11月5日火曜日

意外とおもしろい補語の世界

 NHKラジオ「ステップアップ中国語」の10月からのシリーズは『補語が決め手!自然な中国語』です。李老師は中国語講座では有名な方ですが、まともに放送を聴くのは初めて。バツグンに良いですね。

今回は補語についてあれこれ解説していただいていますが、分かったつもりになっていた補語を、ネイティブの講師が分かりやすく解説してくれ、奥深さを思い知ります。いろんな種類がある補語をきちんと整理していて頭にスッと入ってきます。

HSKの最上級を最近取得したという日本人アシスタントが、学習者サイドからいろいろ質問してくれるのも楽しいです。彼女が中国語訳に挑戦するコーナーでは、最初余計かなとも思ったのですが、講師がネイティブ側からすぐに添削してくれるので勉強になります。

テキストは充実しているほうだと思いますが、レイアウトの都合で仕方がないと思いながらも、放送の順番と違って前後するのでページをめくるのが忙しいですね。会話の中国語訳で段ちゃんの声が聴けるのも個人的に嬉しいです。


2024年10月30日水曜日

アマチュア無線機購入ガイド2024

アマチュア無線専門月刊誌『CQ ham radio』11月号が発売されている。

 毎年11月号には「アマチュア無線機購入ガイド」が付くので、それ目当てに買っている。昨年までは購入ガイドが別冊付録だったが、今年は本文記事に挿入されている。届いたときに別冊が無かったので、抜け落ちたのかと最初ドキリとした。

本文特集になったことによりカタログ部分が機器類の写真も含めて総カラーになり、見やすくなっている。それに続く解説記事もよくまとまっている。
購入ガイドの特集は43~97ページで、うちカラーカタログは43~62ページだ。例年は別冊だったものが本文に組み込まれたことで、そのぶん他の記事が減っているかもしれないが、私は毎回、このガイドを楽しみにしているので特に問題ない。



さて、肝心の無線機選びだが、正直、現在も目新しいものはない。オールバンドで、かつ送信出力100W以上のハイパワーをやろうと思えば、2台揃えなければならない。具体的には、HF/50MHz機と144/430MHz機のふたつだ。
アイコムのIC-7100は1台でカバーできるが、デザインがあまり好きになれないし、八重洲無線のFT-991Aは仕様設計が少々古びた感が否めない。
今夏のハムフェアで八重洲無線が新ポータブル機FTX-1Fを参考出品しており、説明によるとHF~430MHz帯のオールモード運用が可能で、2波同時受信にも対応、APRSやWIRES-Xも楽しめるという。ただ、外部電源を使っても送信出力が10Wらしいので、あくまでモバイル機の位置づけなのだろう。
やはりHF系かVHF系かどちらかに絞るべきか。現在圧倒的にアクティブなのはHFらしいので、おとなしくHF/50MHz機で再開局するか。高校生のころ最初に始めたのが144MHzのSSBだったので、気持ち的にはVHFを軽くあしらえないでいるが、VHFのほうはハンディ機で賄うという手もあるだろう。そうなると残念なのはアルインコの1200MHz機が廃番になったことだ。他にハンディで1200MHz帯が運用できるモデルは無かったと思うので、やろうと思うと固定機が必要となる。悩ましい世界である。

2024年10月22日火曜日

簡易型電動車椅子いよいよ新規発注

 もう何年使っているか分からない電動車いすを、いよいよ新調することにしました。先日、走行時にモーターから異音がするので業者に診てもらったところ、経年劣化の恐れがあるので駆動部分(モーター)ごと交換することになるとのこと。それならば、予定より2-3カ月早いけど、新しいものに買い替えることにしたわけです。

後継モデルについて散々検討してきましたが、結局いま使っているNissinの簡易型電動車椅子と同じモデルが良いとの結論に至り、それで本日発注しました。

前回と同じく、私の場合はカスタムメイドなので、業者の方が来訪して採寸等確認してくださいました。色はフォレストグリーン、介助ブレーキも追加しました。介助者用コントローラーは一瞬悩みましたが、取り付けは見送りしました。見積総額は約70万円です。




2024年9月2日月曜日

2024パリにてエアライフル射撃で初のメダル獲得

2024パリパラリンピックにおいて、射撃の混合エアライフル伏射の「SH2」のクラスで、水田光夏選手が銅メダルを獲得した。パラリンピックの射撃で日本選手がメダルを獲得するのは初めてとなる。

射撃の混合エアライフル伏射は車いすに取り付けたテーブルに両ひじを乗せて、10m先の的に決められた数の弾を撃ち合い得点を競うもので、水田選手は男女あわせて37人が出場した予選で6位に入り、日本選手で唯一、上位8人で争う決勝に進んだ。

東京大会に続く2大会連続出場の水田選手は、これが初めての決勝だったが、的の中心付近に次々と弾を撃ち込んで232.1の得点をマークし、銅メダルを獲得した。

金:フランスの男子、タンギー・ド ラ フォレ選手

銀:ブラジルの男子、アレシャンドレ アウグスト・ガルガニ選手

(NHK News WEB 2024/09/02)

2021年の東京パラリンピックでは混合10mエアライフル伏射(SH2)に出場したが、途中から呼吸困難に陥り、32位で予選敗退したので、今回は大躍進と言える。おめでとうございます。

2024年7月19日金曜日

八田先生とハンナさんのおしゃべりが楽しいハングルメ・チャンネル

 7月からの3カ月間、NHKラジオ『ステップアップハングル講座』は「ハングルメ・チャンネル」と題して、韓国の食文化や料理について掘り下げています。昨年放送分の再放送で、当時は聞いたり聞かなかったりだったので、今回はテキストを買ってしっかり聴いています。

八田先生とカンハンナさんのおしゃべりがテンポよく、韓国語に興味はないが韓国料理は好きという人もおもしろく聴けると思います。



2024年3月20日水曜日

初級からのレベルアップ ハングル講座もう一度

 4月からのNHKラジオ『ステップアップハングル講座』は山崎先生の「これでスッキリ!初級からのレベルアップ』ですが、これは2023年10月期の再放送です。当時テキストを買って毎回聞いていたのでもう一度聴きますが、考えてみると内容は同じなので、今回テキストを買う必要がなかったのに買ってしまいました。

3ヶ月分が一冊にまとめられていてコンパクトで良いのですが、内容は同じ。ちょっと残念。990円。괜찮아!



2024年2月16日金曜日

電動車椅子パーツ交換完了

 昨年11月初旬に依頼していた簡易型電動車椅子のパーツ交換修理がついに完了した。行政での手続きに加え、パーツの入荷待ちなどで3カ月かかった。もともとは前輪キャスターの予防交換だけのはずが、フットサポート部分と左右車輪(スポーク込み)も交換となり、計15万円。

前輪キャスターは以前、加水分解でボロボロになった経験があるので、これで痛い思いをせずに済む。モーターのカバーやフットサポートのフレームにはキズがあったのだが、それもパーツ交換により新品となった。

実のところ、この車椅子に関しては年末あたりに新規に買い替えようと思っているので、パーツ交換時期としては微妙なタイミングだが、新調するにはまだ早すぎるし、だからと言って、このまま乗り続けるには不安があるしで仕方ない。

メーカーサイトより