2018年9月1日土曜日

車椅子で海外旅行~航空機搭乗の際のバッテリの扱い

2018年8月に、電動車椅子で台湾とシンガポールへ行ってきました。
車椅子で海外旅行に行くにあたって、事前にネットなどで情報収集しました。参考にさせていただいたサイトの皆さま、ありがとうございました。
しかし、説明や写真で分かりにくい部分もあったり、情報が不十分であったり、過去と現在では変更されていたりする部分もありましたので、実際に現地に行ってなるほどと思ったことなどを中心にまとめておきたいと思います。

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私の車椅子は、いわゆる「簡易型電動車椅子」と呼ばれるもので、モデルは「ニッシン製 iS電動オプショナル仕様(ヤマハ電動ユニットJWX-1装着)」です。

バッテリは取り外し可能なドライセルで、ヤマハ電動ユニットには「ニッケル水素型」と「リチウムイオン型」のどちらでも装着できるようになっていますが、私のはリチウムイオン型です。

様々な点で優位なリチウムイオン・バッテリですが、これを使用する電動車椅子を航空機に乗せる場合は注意が必要です。

私の場合は、自分の電動車椅子をチェックインカウンターで預けてしまい、そこから航空会社の車椅子をお借りして、搭乗口まで連れて行ってもらうという手順です。

電動車椅子を預けて、車椅子を拝借するには、事前に航空会社へ連絡しておく必要があり、このときバッテリの種類について詳細に説明してあっても、チェックインカウンターでスタッフがバタバタします。

このとき便利なのが、Yamaha発動機のサイトに掲載されている証明書です。











英語版と日本語版の両方を印刷して持参してください。
「航空機搭載可能な300WH以下です」と口頭で説明しても、「何Whありますか?」とか聞き返されたりして面倒くさいのですが、国内でも海外でも、この用紙を提示すると一気に片付きます。
(スタッフがコピーを取りに行ったりしますが。)

リチウムイオン・バッテリは、航空会社によって扱いに差があるようですが、原則として、

1)本体から取り外す。
2)電極部分がショートしないようにケース等で覆う。
3)乗客自身が機内へ持ち込む。

ことが要求されます。
扱いを誤ると発火する恐れがあるので、セキュリティ上、仕方がないです。

バッテリには購入時に保護カバーが付いているので、本体から外したら、それを装着し、私の場合は持ち運びやすいようにエアパッチのクッション袋に入れたのち、さらにシューズケースの袋に入れていました。

このとき、それをさらにバッグに入れてしまわないほうが良いです。
セキュリティ・チェックのときに引っ掛かり、取り出して見せる羽目になって二度手間になります。

チェックインした時点で、航空会社がバッテリ搭載許可を出しているはずなので、搭乗前のセキュリティチェックでも問題ないのですが、一度だけ、台湾からシンガポールへ移動するときに、台湾のセキュリティで停められました。
係官から航空会社のカウンターに連絡をとってもらい、スタッフが駆けつけてきて説明してもらってOKとなりました。(Approvedのタグを改めて付けていました。)

(情報:2018年8月現在)

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